5月のプロ野球はパ・リーグは月間勝率.773というソフトバンクの独走が目立ったが、セ・リーグはなんと、4月末には借金9で最下位であったDeNAが15勝7敗と大きく勝ち越し、巻き返してきた。このままの勢いが続けば、筆者の脳裏には前身の大洋が60年に初優勝したときのことが思い浮かぶ。果たしてどんな結果になるのか。注目して見ていきたい。 (記録は5月30日集計) 
5月に入って調子を上げてきたラミレス監督率いるDeNA。鬼門の交流戦でどんな戦いを見せるかに注目が集まる
快進撃は続くか!?DeNAへの期待
5月31日から交流戦が始まったが、1年前の今ごろ、DeNAは楽しみいっぱいであった。交流戦直前の5月24日現在、DeNAは29勝19敗の勝率.604で、2位の
巨人に2ゲーム差をつけてセ・リーグ首位であった。優勝も夢ではなかった。
それが5月26日に交流戦が始まると負け出し、10試合で3勝6敗1分けであり、11試合目の6月6日からは10連敗。交流戦が終わった6月14日には2位に落ち、結局最後は6位。交流戦での3勝14敗1分けの勝率.176の不振がシーズンの結果にも大きく響いた。
今年も4月が終わった時点ではDeNAは9勝18敗2分けの勝率.333で、5位の
ヤクルトにも3.5差をつけられ最下位であった。それから4月30日から5月1日にかけての
阪神戦こそ負け越したが、その後は連敗知らずで交流戦前の5月29日現在で24勝25敗3分けで勝率は.490にまで戻してきた。特に5月だけで見ると15勝7敗1分けの勝率は.682。したがって今年も交流戦の成績がDeNAのシーズンの行方を大きく左右しそうである。
前身の横浜時代からDeNAは交流戦には弱かった・・・
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