今季ドラフト7位で入団した長坂拳弥。下位入団ながら、二軍の試合では捕手として最多36試合に出場中。一軍のオープン戦では金本知憲監督がベテラン・能見篤史と先発バッテリーを組ませ、能力を見極めたほど。将来、現正捕手・梅野隆太郎を脅かす存在として、二軍で経験を積んでいる。 
捕手/1年目/23歳
タイムを取り、スーッとマウンドに掛け寄る。6月23日、ウエスタン・リーグの
広島戦[甲子園]。3対4で負けている9回表一死二塁。打席には四番の
メヒアを迎えていた。ベンチからの指示は「勝負でもOK」。8回からマスクをかぶった長坂拳弥は投手・田面の意思確認をし「勝負」を選択した。
「自分の考えでマウンドに行き、投手の意思を確認しました。勝負なので厳しいコースにしっかり投げていきましょう、と」
しかし、結果は、2球目のスライダーが真ん中に入り、左翼席に運ばれる2ラン。
「あの場面、捕手として厳しいコースに投げさせるためには・・・
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