恵まれた体格に、豪快なスイング。当時を思い出させる「44」の背番号からも見る者は“ギータ(柳田悠岐)2世”のさらなる成長を期待せずにはいられない。今はまだ粗削りでもいい。その先に無限の可能性を感じさせる。 取材・構成=菅原梨恵 写真=湯浅芳昭 外野手/2年目/20歳
あこがれの“師匠”の背中を追って──。期待の大きさは背番号にも表れる。柳田悠岐は「44」を「9」に変え、今もなお進化を続けている。高卒2年目のシーズンを終えようとしている笹川吉康はここから、どんな成長を見せてくれるのだろうか。 ──1年目の昨季と比べて、どんな変化がありましたか。
笹川 今年は打撃フォームもだいぶ変えて挑んだ結果、いろいろな発見がありました。あとは単純にプロのボールに慣れてきたというのもあると思います。
──なぜ打撃フォームを変えようと?
笹川 1年目はボールに慣れていないというところもあったと思いますが、やっぱり結果が出ていなかったので。結果が出ていないということは、何かを変えないといけないんだなと思った。プロのボールは速いですし、バットも木製。金属バットのときは、力でカバーしていた部分もあったんだと思います。これまでの打ち方ではプロでは通用しないことが分かったので、昨年からいろいろと試して、試して。結果が出たらそれを継続してみて、というふうにしてやってきました。
──フォームはだいぶ固まりつつある?
笹川 今、だいぶ打てるようになってきてよくなっているとは思うんですけど、これで決まりとはなっていないですね。というか・・・
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