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巨人・石塚裕惺インタビュー いずれ“チームの顔”になる「チームに必要とされるような選手、周囲に頼もしいと思ってもらえるような選手になりたい」

 

伝統球団から高卒でドラフト1位指名を受けたとなれば、周囲の期待は高まり、大きな注目が集まるのは必然だ。思わぬアクシデントからのスタートとなってしまったが、「ジャイアンツの顔」と呼ばれる存在へ成長するために、しっかりと足下を見つめながら一歩ずつ前進していく。
取材・構成=杉浦多夢 写真=BBM、球団提供

巨人・石塚裕惺[内野手/1年目/19歳]


 公式戦のデビューは5月20日のイースタン・楽天戦(森林どり泉)までずれ込んだ。3月9日、阪神との二軍練習試合(Gタウン)で左有鉤骨を骨折、同13日に左手有鉤骨鉤骨切除術を受けたからだ。しかし、「ケガの功名」と言うべきか。リハビリ期間にまたとない貴重な経験を積み、未来へ向けて再スタートを切った。

──プロ1年目はケガもあって思わぬスタートになってしまいました。

石塚 開幕前だったので、ケガをしたと分かったときは結構、落ち込んだんですけど……。それでもリハビリ期間は自分の中でいい時間を過ごせたかなと思っています。遅れをとる形のスタートになってしまいましたが、桑田監督(桑田真澄、二軍監督)をはじめ、いろいろなアドバイスを受けながら試合に出させてもらうようになって、本当に学びが多くあるシーズンになっているなという印象です。

──リハビリ期間が「いい時間」になったというのは。

石塚 試合を見ていると「早く出たいな」という思いになったんですけど、そこをグッと抑えて「やれることをやる」という気持ちで過ごすことができました。体重を増やすこともできましたし、一番大きかったのはジャイアンツ球場で調整をしていた先輩方と一緒にできたことです。長野(長野久義)さん、坂本(坂本勇人)さん、丸(丸佳浩)さん、小林(小林誠司)さんといった方たちと、一緒にノックを受けさせてもらったり、一緒にバッティングに入らせてもらったり。プロで長年、活躍されてきた人たちの持っている感覚であったり、いろいろなことを聞けたので、「ケガの功名」じゃないですけど、巡り合わせもあってそうした経験ができたのは運が良かったなと思います。

──坂本選手は昔からのあこがれの選手でもあります。

石塚 入ったばかりのときはすごくオーラがあって、自分からはなかなか話し掛けにいくことができなかったんですけど、練習の中では野球の技術とかを聞きに行くことができました。本当にイヤな顔ひとつせず、惜しみなく何でも教えてくれるので、坂本さんに限らず先輩方とコミュニケーションがとれるようになったのは、ケガをしてよかったわけではないんですけど、本当にいい経験ができたかなと思います。

──心に残った言葉はありますか。

石塚 皆さんから共通して言ってもらえたことは・・・

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