いまや投手王国となった日本ハムにあって、ネクストブレークとして期待されている育成出身右腕だ。190cmの長身から投げ下ろす最速153キロの直球が武器。今季は開幕後に不調に陥ったが5月の復帰後から先発で3勝。優勝争いのラストピースになるべく、一軍昇格の時を待つ。 取材・構成=佐野知香 写真=高原由佳、BBM 
日本ハム・福島蓮[投手/入団4年目/22歳]
開幕前に支配下登録された昨シーズンは、日本ハムにおける育成出身投手としては初となる一軍先発登板を果たした。全12試合に先発し、2勝3敗、防御率3.54と経験を積んだ。春季キャンプ、オープン戦と好調をキープし、今季は開幕ローテーション入りも期待されていたが、シーズン序盤にコンディション不良で出遅れた。 ──今年はオープン戦では一軍戦1試合に投げて勝利も挙げましたが、開幕してからは二軍で調子が上がらず、2敗目を喫した4月15日の
西武戦(鎌ケ谷)後はしばらく戦列を離れました。どのような状況だったんですか。
福島 キャンプ中はだいぶ調子が良くて、開幕後もファームでの1試合目までは良かったんですけど、そこからだんだん調子が悪くなっていって。体のコンディションが良くなくて、フォームが崩れてしまっていたというのが原因なんですけど。
──コンディションが悪くなった理由はなんでしょうか。
福島 キャンプからコントロールを良くすることを課題にやってきていたんですけど、あまり出力に重きを置かず、コントロールを良くするためだけの投げ方になってしまったことが要因の一つではあると思います。試合から外れていた期間で体のコンディションもフォームも見直して、その結果、出力も出るようになったので、ちょっとずつ感覚が戻ってきているかな、と。
──5月7日の
ヤクルト戦(鎌ケ谷)でリリーフで復帰し、現在は先発で白星を重ねています。ただ、今年思い描いていたプランは変わってしまったのでは。
福島 そうですね、本当は開幕ローテ入りしたかったので。なので、オールスター明けぐらいから一軍に上がりたいです。
──さて、昨年は開幕前の3月14日に支配下登録され、一軍で12試合に登板、6月2日の
DeNA戦(エスコンF)でプロ初勝利を挙げるなど飛躍の年になりました。
福島 良くも悪くも経験を積んだシーズンでしたね。自分が良い状態のときにはある程度抑えられるという自信を得られたのは良かったと思います。特に真っすぐは空振りもファウルも取れたので、一軍でも通用する手応えがありました。悪い点では、変化球に課題が見つかったり、1シーズンを投げ抜くのがまだ難しいことが分かったり。ただ、そういう悪い状態のときの修正方法を学べたので……結果、良いシーズンでしたね(笑)。
──変化球の課題とは、質の面ですか。それとも球種ですか。
福島 どちらもですね。質の面では特にフォークです。ファウルで粘られて決め切れないということが多かったのですが・・・
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