長距離砲として期待を集めるドラフト4位ルーキーが、ファームの公式戦で早くも四番に座っている。開幕から1カ月、プロの直球の速度や巧みな配球に直面しながらも、「自分のスイングは変えない」と姿勢は一貫。合わせる打撃ではなく、強く振り切る。その覚悟を胸に、一軍の主砲へと歩みを進めている。 取材・構成=落合修一 写真=中島奈津子、BBM ファームの公式戦で背番号55を背負いながら四番・三塁として先発起用されているのは、将来に向けた“英才教育”なのだろう。期待の大砲を育てていこうというチームとしての意図が見える。 ──開幕してから1カ月が過ぎました。
櫻井 毎日課題が出てくるので、それに対してコーチや二軍監督さんと相談しながらいろいろとやっています。
──課題に感じていることは。
櫻井 自分の売りは打撃です。プロに入って感じているのは対戦する投手の球の質です。高校野球からプロとなって一気にレベルが上がったので難しいところではあるんですけど、まずは真っすぐに遅れないように、しっかりとらえることを意識してやっています。ほかには、スピードボールがある中で変化球も混ざるので、その対応。あとは配球も。調子が良い日は四球になってもいいから打たれないようにという配球をされるので、そういうことへの対応が必要だとも感じています。
──たとえば捕手の攻め方なんかも、プロは違うと感じますか。
櫻井 そうですね。この打者に対してはこうやって攻めるとか、味方の投手と捕手がされている会話とかもたまにベンチで耳にするんですけど、そうやって考えているんだとか。同期にキャッチャーの岡村(
岡村了樹)がいるので、たまにどういう配球するのと聞いたりもして、いろいろ勉強になっています。早く吸収して次の自分のプレーにつながったらいいなと思うので。高校時代はそこまで考えなくてもある程度は打てましたが、プロになったからにはそういうところにも目をつけてやっていきたいなと思っています。
──なるほど。では打撃の課題を克服するためにしていることは。
櫻井 大事なのは自分のスイングを変えないことだと思います。チームが自分を四番で使ってくれているのはそういうことだと思うので・・・
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