二軍ながら本塁打で幕を開けた1年目。日本人離れした体格から放たれる打球は力強く、飛距離も出る。育成入団で課題も多いが将来の大砲候補が描く成長曲線に期待せずにはいられない。 取材・構成=阿部ちはる 写真=菅原淳、BBM 衝撃デビューを飾った。自身初出場となった3月14日のイースタン・東地区、ヤクルト戦(戸田)。両チーム無得点の8回二死二塁の場面に代打で登場すると、石山泰稚が投じた3球目の140キロ直球をスタンドイン。二軍ながら公式戦初打席で初本塁打を放った。190cm、110kgの体躯から放たれる力強い打球に、右の長距離砲としての期待が高まる。 ──二軍公式戦初打席は代打での登場でしたが、そこで中越え本塁打を放ちました。二死二塁の場面、どんなことを考えて打席に入ったのでしょうか。
大坪 初打席でしたし辰己(
辰己涼介)さんの代打でしたから、まずは思い切ってスイングしようという気持ちで入りました。その結果がホームランだったので、すごくうれしかったです。
──育成入団ながら早くも二軍で結果を残しています。自信を持ってシーズンインはできましたか?
大坪 いえ、入団したばかりのころは状態も良くなく、打撃面でもちょっと不安があったんです。ただ、春季キャンプで打撃コーチや(
渡辺直人二軍)監督さんにいろいろ教えてもらい、それをキャンプでしっかりこなしてきた結果として、デビュー戦でホームランを打てたのかなと思います。
──打撃フォームもガラッと変わりましたね。
大坪 独立リーグ時代の打ち方でキャンプインしたのですが、プロの投手の速い真っすぐや鋭い変化球に対応することができなかったんです。そこでまずは重心をかなり低く落としました。さらにスタンスも広くとることでボールが見えやすくなりましたね。
──その成果が初打席で出たわけですね。日本海リーグの石川に所属していた昨季はリーグトップタイとなる8本塁打を放っています。ボールを飛ばせる要因、一番自信を持っている点は?
大坪 やはり体のサイズだったり、筋肉量が多いのでとらえた打球が必然的に遠くに飛ぶのかなとは思います。あと、スイングスピードには自信がありますね。ただ、長打に自信が持てるようになったのは昨年なんです。独立リーグでホームラン王を取れたことでかなり自信がつきました。
──4月末時点で3本塁打を放っていますが、ここまでのプレーや活躍は入団時にイメージしていた通りでしょうか?
大坪 いや、イメージ通りではなかったですね。本当はホームランか三振か、みたいな極端なバッターになりたいと思っていて、もっと荒々しくいきたいという気持ちが強くありました。ですがプロではチームが勝つことが大事ですから、仕事は果たさなければいけない。やるべきことをしっかりやった上で・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン