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ファームで輝く次世代ホープ 羽ばたけ! Prospect Players

阪神・佐野大陽インタビュー 一軍30試合以上出場を目標に「どんな型で打とうが、最後はヒットになればいい」

 

強豪と言われる球団で一軍入りにはかなり厳しい争いを強いられる。昨季はその中に一瞬だけ入ることができた。出場機会はなかったがプロ人生での大きな経験を得た。ここでさらなる成長が必要と感じ、さまざまなことにトライしながら一軍での出場を目指している。
取材・構成=椎屋博幸 写真=宮原和也、佐藤真一、BBM

阪神佐野大陽[内野手/2年目/24歳]


 ファーム西地区で52試合が終わった時点で38試合に出場している。1年目もチームで三番目に多い91試合に出場。球団からは期待を掛けられていることが分かる。広角に打てる打撃が売りで入団。内野の守りも軽快だ。それに本人は満足せず、進化を求めた2年目。大きな壁にぶち当たる。打撃に変化を与えたことで、逆の結果を招いたのだ。それも経験、この苦しい時期を踏ん張れば、その先に未来が待っていることを知っている。だからこそ、我慢の時期を乗り越えていこうとしている。

──昨年は91試合、今季はすでに40試合近く出ています。順調に実戦の経験を積んでいますね。

佐野 いつ上に呼ばれてもいいように準備はしているつもりです。ただ去年と比べると結果が出ていないのが現状です。三振の数も多く、打撃の面でイマイチだな、と感じています。

──打撃フォームを変えて三振が多くなったのか、それとも何か三振の原因が出てきたのか……。

佐野 去年の結果を踏まえてもう少し「長打力」を上げてアピールしていこうと考えました。それが現在、空回りしてしまっているのかなと。自分の長所である広角に打てるという部分を崩してしまっている状態になっているのが現状です。現在はそこからもう一度、しっかりとボールにコンタクトする打撃に戻そうと練習をしています。

──長打を打つために打撃フォームを変更したりしたのでしょうか。それとも意識を変えたのでしょうか。

佐野 去年まで打席の中で、自分の打つポイントで差し込まれていたボールがあったので、今年はもっと前のほうでとらえようという意識を持っていました。それに待つ変化球が来たときに、去年まで振らなかったボール球に手を出してしまったり、空振りをしてしまったりと、見極めができなくなっていました。

──オフから取り組んできただけに、元に戻すのは時間がかかるのかなという印象がありますが。

佐野 前でとらえるということへのチャレンジはしてきたのですが、一度、そこを忘れて、現在は昨年までのスタイルに戻しましたが、もともとの型なので気にならずに戻せました。とにかく今は球を引き付けて広角に打っていこうとしています。

──それはボールに詰まってもヒットになれば問題ないという考えになったのでしょうか。

佐野 去年もそうですし、今年のように体の前でとらえようとしていたときもそうですが「キレイなヒット」を打ちたいという意識が強かったんです。パーン! という感じで打って外野の間を抜けるような打球を打ちたかったんです。でも実際に、僕自身はそういうタイプの選手ではないにもかかわらず、そういうプレーを目指してしまっていました。

──その「キレイなヒット」が結果的に打撃の邪魔をしてしまったのですね。

佐野 そうです。ヒットが出ないときにはヒットを欲しがって・・・

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