中学時代は軟式野球部に所属して全国大会出場。名門・大阪桐蔭高から今季ドラフト2位で入団した。同じ高卒入団のドラフト1位・藤川敦也、3位・佐藤龍月らと切磋琢磨する大型右腕は、しっかりと地に足を着けて鍛錬を重ねている。 取材・構成=中野聖己 写真=佐藤真一、BBM 取材日の5月30日、ファーム3試合目の登板となったファーム交流戦の日本ハム戦(舞洲)で8回から2イニングを投げて1安打2奪三振無失点。記念すべき初セーブを挙げた。登板直後にもかかわらず、疲れも見せず丁寧に取材に応じてくれた右腕の言葉には、ルーキーとは思えぬプロでの自覚が垣間見えた。 ──今日の試合は、思いどおりのピッチングができたんじゃないでしょうか。
森 今日は良かったですね。
──8回は全球ストレート、常時150キロ超えとスピードも出ていました。
森 まだファームなんですけど、自分のストレートがどれだけ通用するか試すというテーマを持ってやっています。スピードと強さが出て、空振りとファウルを取れました。自分のストレートがしっかり投げられたことは良かったです。
──9回にはカーブも4球投げましたね。
森 カーブは自分の調子のバロメーターです。今日はストライクは入らなかったですけど、横のズレは自分の中で気にしていて。ワンバウンドになったとしても、1球見せることによってバッターが反応してくれたかなと。
──最後の打者・
柴田獅子選手に対しては初球にフォークボールも……。
森 フォークに関してはまだ全然使いものになりません。磨いている最中です。どちらかといったらスライダーのほうが得意なんですけど、投げ過ぎると真っすぐに影響するので、今はあえて投げないようにしています。
──当初から2イニングの登板予定だったのですか。
森 もともと1イニングと言われていたんですけど、いろいろな兼ね合いで「8、9行くぞ」とブルペンで待機中に言われて「ヨッシャ」と。8回が終わって風岡(
風岡尚幸)監督に「次のイニングは一軍の試合だと思って、思い切り投げてこい」と言われて、そういう意識で臨みました。
──前回の京セラドーム初登板(5月19日のファーム西地区・
広島戦、3安打2失点で1/3回降板)は悔しい結果でしたが、そこからどう修正したのでしょうか。
森 あの試合は初めての京セラっていうのもあって、ちょっとふわふわした感じがありました。緊張もありましたし、思うように体が動かなかったので。準備不足を反省して、次の試合はしっかり自分の準備をしていこうと切り替えました。
──具体的にはどんな準備を?
森 僕は朝早く起きて、トレーニングルームでバイクを漕いでからスタートするんですけど、その日は試合時間が早かった(一軍との親子ゲームで10時30分試合開始)ので、睡眠時間を優先してしまいました。前日もオフで、走ることをきちんとやらなかったんです。いつものリズムと違う感じで試合に臨んでしまったのが反省点です。
──では今日はしっかりバイクを漕いで汗をかいてから試合に臨めたんですね。
森 はい。朝バイクを漕いで、ご飯を食べて、お風呂に入って・・・
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