高卒ルーキーが確かな存在感を放っている。3月下旬に二軍公式戦デビューを果たすと、持ち味のシュアな打撃でアピールを続け、フレッシュオールスターゲームへの出場も決めた。地元・埼玉県出身で、小学6年時にはライオンズジュニアの一員としてプレーしたホープ。将来を担う逸材に、熱い視線が注がれている。 取材・構成=小林光男 写真=BBM 「どんな投手に対してもしっかりバットを振れる」と小関竜也ファーム監督が目を細めるように、対応力の高さは高卒1年目とは思えない。6月14日のファーム中地区・中日戦(CAR3219)では、二軍調整中だった高橋宏斗の153キロ直球を完璧にとらえ、プロ初本塁打を右翼へ運んだ。規定打席には到達していないものの、ここまで48試合で打率.296をマーク。確かなバットコントロールに加え、遊撃を守れる守備力も大きな武器で、将来の主軸候補として首脳陣の期待は高まっている。 ──高卒1年目ながら、ここまでファームで多くの試合に出場し、打率も3割近くを残しています。バッティングの手応えはいかがですか。
横田 思っていた以上にヒットは出ています。ただ、すごくいい形で打てているというわけではないですけど、しっかり対応はできてきているのかなと思います。
──「いい形で打てていない」というのは。
横田 まだフォームが安定していないというか、自分が納得できる形で打てていないときがあります。でも調子が悪いときは少しずつ減らせてきているので、そこは続けていきたいです。
──ヒットの中で、理想的な打撃だったと感じるのはどれくらいありますか。
横田 半分くらいですかね。半分くらいはいい感じで打てているかなと思います。
──課題はどんなところですか。
横田 最近は三振が少し増えてきました。ボール球に手を出してしまうことがあるので、そこが課題です。
──対戦して印象に残った投手はいますか。
横田 楽天の前田(
前田健太)さんです。フォークがすごかったです。真っすぐのタイミングで振っているのに、気付いたら落ちていました。
──そのレベルの投手に対応するために意識していることは。
横田 やっぱり、1球でも多く振ったほうが確率は上がると思うので。ファーストストライクからどんどん仕掛けていくことを意識しています。
──0ストライク時は.341、1ストライク時は.400と、初球や追い込まれる前は高い打率を残しています。
横田 初球からしっかり仕掛けられているという感覚はあります。
──追い込まれてからは何を意識していますか。
横田 見逃し三振は悔しいので、空振り三振ならしょうがないと思っています。転がせば内野安打やエラーもあるので、とにかくスイングしていきたいです。
──その考え方は高校時代からですか。
横田 そうですね。高校は負けたら終わりのトーナメントだったので・・・
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