育成で入団し3年目、勝負の1年を迎えている。昨季は1年間、体づくり、そしてバットを振ることに終始した。オフには牧秀悟と自主トレを共にし、打者としての心構えも聞いた。そして今、打率は3割を越え、すべてが一つの線としてつながろうとしている。 取材・構成=早川大介 写真=BBM 昨季は1年間、徹底的に体をいじめ抜いた。朝から晩までバットを振り、そのなかでファームでの打率は.258と一定の成績を残した。オフシーズンには牧秀悟と自主トレを敢行。するとシーズン当初からコンスタントに安打を量産し、現在は打率.336という高打率を残している。今季は育成3年目と勝負の1年。支配下登録へ向け、まだまだバットを振り込んでいく。 ──今季ここまで打率.336、6月も月間打率3割超えと好調です。ここまでの手応えはいかがですか。
高見澤 やりたいことはすごくできている感じです。今年はすごく割り切って打席に入ることができていて、それが継続してできていると思います。
──割り切るというのは。
高見澤 6月までは三振を怖がらずに、狙った球、真っすぐや変化球をカウントごとに変えて、割り切って打席に入れたかなという感じです。それがうまくはまっていたので、すごく良かったと思います。
──今季、どこか変えたことはあるのでしょうか。
高見澤 特に大きく変えた部分はないです。去年はとにかく1年間、体を追い込んだので、その成果が出ていると思っています。タイミングの取り方も、あまり変えてないですね。
──振る力も上がった印象があります。
高見澤 そうなんですよ。去年1年間は本当にたくさん振りました。琢朗(
石井琢朗)さん(現・
巨人二軍監督)、尚典(
鈴木尚典)さん(一軍打撃戦術・育成コーチ)の2人が付きっきりでバッティングを見てくれて、とにかくスイングする力は本当についたと思います。去年は「質より量」という考えで、とにかく振りました。もちろんウエートもやっていました。重量自体というより、デッドリフト200キロを1回ではなく5回できるようになるなど、回数をこなせるようになりました。長くウエートができるようになった感じですね。体重も1年間で8kgくらい増えました。
──また、オフシーズンに重点的に取り組んだことはありますか。
高見澤 去年までは芯で打つことばかり考えていました。強い打球だけを打ちにいこうとして、芯では打っているけどヒットにならないことが多かったんです。でも今年は・・・
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