高卒1年目ながらファームの正捕手として存在感を示している岡村了樹。ここまでファーム公式戦の先発出場はチーム最多を誇り、フレッシュオールスターの出場も決まった。(※7/27 フレッシュオールスターに先発出場)実戦を重ねる中で配球や投手とのコミュニケーションを学び、理想の捕手像を追い求める19歳に、未来への思いと現状について聞いた。 取材・構成=落合修一 写真=中島奈津子、BBM 
ロッテ・岡村了樹[捕手/1年目/19歳]
多くの実戦経験を積むことによって、プロのレベルを肌で感じる日々。一つひとつの経験を成長の糧にしながらも、理想の捕手像を追い求めている。 ──プロ1年目もシーズンの半分ほどが過ぎました。ここまでを振り返っていかがですか。
岡村 一番思うのは、本当に試合にたくさん出させてもらっているなということです。技術的にはまだまだ足りない部分ばかりですけど、試合経験だけは多く積ませてもらっています。その経験を少しでも早く成長につなげられるように頑張りたいです。
──実戦を重ねることで、新たに学ぶことも多いですか。
岡村 捕手なので、一番勉強になるのは配球ですね。田村(
田村龍弘)さんや金澤(
金澤岳)コーチからいろいろ教えていただいています。最初は何も分からないまま試合に入っていましたけど、打たれて初めて「こういうボールは良くないんだ」と分かることも多かったです。失敗しながら経験を積んで、少しずつ覚えてきたという感じですね。
──打たれた場面を振り返りながら学ぶことが多いのでしょうか。
岡村 試合後やイニングの合間に、「あの場面はどういう意図だったの」と聞かれて、自分の考えを話します。それに対して「それなら、こっちのほうが良かったんじゃないか」と教えてもらっています。
──どんなことを意識するようになりましたか。
岡村 よく言われるのは「配球に正解はないけど、間違いはある」ということです。例えば、いい当たりをされているのに同じ球を続けて打たれるような配球ですね。もちろん打ち損じて抑えられることもありますけど、そういう間違いは減らしていかないといけません。試合後には映像も見返して反省しています。
──ご自身の中で理想とする配球の形はありますか。
岡村 それは本当に状況次第ですね。投手によっても違いますし、その日の調子にもよります。打者の弱点を攻めたほうがいい日もあれば、投手のいいボールを生かしたほうがいい日もあります。一つの考え方にこだわるのではなく、その場に応じて変えることを意識しています。
──高校時代との違いも感じますか。
岡村 一番違うのは考え方ですね。高校では打者の弱点を見つけて、そこを攻めることが中心でした。でもプロでは、そればかり続けていると勝負どころでは相手も待っているという考え方を教わりました。そういう発想は高校時代にはなかったので、自分の中の引き出しが増えています。本当にいろいろな人の考え方を学べる環境なので、それが一番プラスになっています。
──ファームでは一軍経験豊富な投手ともバッテリーを組んでいます。
岡村 最初は、なかなか自分の考えを言えませんでした。特に・・・
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