攻守走そろった選手として評価を受け、球団として5年ぶりの独立リーグからの入団選手となった。育成入団ルーキーながら、盗塁数はファーム西地区トップ。チーム上位の69試合出場は期待の表れだ。まず目標の支配下昇格へ、後半戦もアピールを続けていく。 取材・構成=相原礼以奈 写真=三野良介、BBM シーズン序盤から出場を重ね、7月以降は打撃も上向いてきた。8月6日のファーム交流戦・ヤクルト戦(由宇)から9日の同・中日戦(由宇)までは初の4試合連続マルチ安打を記録。常に自身に対する厳しい目を持ち、ストイックに学ぶ姿勢を持ち続けている。 ──1年目のシーズンの前半戦を振り返っていかがでしょうか。
岸本 うまくいかないことのほうが多くて、まだまだ力が足りないと感じています。試合数も多く、その中でメンタル的にも技術的にも、どんどん成長していかないといけないと思っています。
──四国ILからNPBに入って違いを感じたのは、まずは試合数でしたか。
岸本 そうですね。試合の数が倍以上になるので、結果が出なかった次の日でも試合があって、立ち向かうという状況。そこが一番違うとは感じました。試合の中で修正する部分もあり、その難しさはありますね。
──現在、盗塁20は西地区でトップの数字です。そこはどう捉えていますか。
岸本 塁に出たらどんどん走る。走ってみてダメだったとか、反省を探すようにしています。でも成功率が低いので、そこはカウントやスタートの姿勢、スタートの仕方などをもっと磨いていかないといけないとは感じています。
──足を使うことは岸本選手の武器の一つです。NPBに入って、盗塁や走塁への意識で変化したことはありましたか。
岸本 スタートのバリエーションを増やすようにしています。今までは結構、勢いでガーッと行くのが多かったですが、ゆっくり体重移動しながらぬるっと行ってみるとか、そういうスタートのバリエーションが増えたのが、まだまだ練習中ですが、いいことかなと思います。
──ここまでで、印象に残っている試合や場面はありますか。
岸本 試合で言ったら、SGLでの
阪神戦(5月4日)ですね。1点差(2対3)の9回に代走で出て、盗塁を決めて、そのまま悪送球の間に三塁まで行きました。内野ゴロ(遊ゴロ)でギャンブル気味のスタートを切って、ホームでセーフになった試合です。
──足が生きた場面ですね。同点にして延長突入、引き分けに持ち込みました。
岸本 足を生かして、チームに貢献できた試合でした。しびれる場面で盗塁を決めて、ホームまで帰ってこられたのは自信にもなりました。
──打撃の面では結果を出すために、どんなことに取り組んできましたか。
岸本 5、6月くらいはまったく打てなくて、それでも試合に出させてもらったので何とかしようと。6月の最後あたりから「ショートゴロを打ちにいく」ということを意識し始めました。そこから少しずつではあるんですが、いい結果につながってきたと思います。
──その意識を持つ、きっかけがあったのですね。
岸本 (状態が)悪いときは・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン