週刊ベースボールONLINE

ファームで輝く次世代ホープ 羽ばたけ! Prospect Players

阪神・能登嵩都インタビュー 投球フォームの再現性を高める「低めにきっちり投げられる真っすぐを常に投げられるのが理想的」

 

昨季はオイシックスのエースとしてイースタンで12勝4敗と活躍。最多勝を含む4冠を獲得し、今季から阪神に入団。しかし、入団当初に投球フォームでつまずいた。現在は再現性の高い投球を取り戻しアピール中だ。
取材・構成=椎屋博幸 写真=佐藤真一、BBM

能登嵩都[投手/1年目/25歳]


 春季キャンプから徐々に調子を上げてきた。8月16日に一軍登録されたが、登板なく降格。だが、投球フォームを崩した春先から、徐々に本来の姿を取り戻し、進化させて、一軍登板が見えるところまではい上がってきた。

──昨季はオイシックスで12勝4敗という数字を残してイースタンのタイトルを獲得しました。昨季から先発をするようになったと聞いています。

能登 はい、去年は先発でした。成績が良かったのは、四球も多かったのですが、変化球でストライクが取れていたことが大きかったです。インコースで空振りやファウルを奪えて、変化球で打たせて取ることもできていました。でも、今年は投げているときにフォームがしっくりこずに、四球を出した後に打たれることが多いです。

──昨季の投球フォームと今年の投球フォームは変わっているのですか。

能登 微妙に違います。1月の新人合同自主トレの前までは、去年のいいイメージのまま、変わらないようにと自主トレに励んでいました。体もしっかりとつくり上げました。でも、変化を見せた体に対し、投球フォームが付いていっていない状況だと思っています。今はその中で自分に合う投球フォームを模索しているところです。

──昨年と投球フォームが違うぞ、と感じたのはいつぐらいですか。

能登 春季キャンプに入った直後でした。前チームでは40〜50メートルの距離で強く速いボールを投げて調整をしていたのですが、阪神では遠投を多く取り入れています。その遠投を行ううちに、これまでとは違う体の使い方、感覚になっていきました。加えて、クイックももう少し早くしたほうがいいという助言もあり、そのあたりで、これまでと違う調整をしたことで、体がうまく対応できなくなったのかなと。

──昨季とは違うルーティンを入れたことで、少し調整がうまくいかなかったと。

能登 それは少し違います。新しい調整法を学ぶときに、自分の実力不足で、投げ方にズレが生じてしまったのだと思います。

──オイシックスでは、常に低く投げる意識で調整し、阪神では大きく体を使う調整をしていたという感じなのでしょうか。

能登 そうだと思います。最近、遠投でも体のバランスを調整できるようになってきています。自分で何がダメになったのかを考え、修正して理解して、いい方向へと行っています。

──遠投によってどのような変化が起こったのでしょうか。

能登 40〜50メートルで低く投げるときは、左足を上げたときに、右足の股関節に体重というか、パワーをはめ込むイメージをつくっていました。そこから左足を着地するときに一気に左足にパワーを乗せ換えて、低く強い球を投げていくという練習をしてきました。遠投だと遠くに投げないといけないので、上半身が上に引っ張られるために、股関節にためたパワーもその反動で上がってしまう感覚になってしまったんです。つまり、遠くに投げようとして、体全体が伸びきって投げてしまう形になっていました。

──それが投球フォームに微妙に影響してしまった。

能登 その体が伸びきったままの状態で・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

輝け!未来のスターたち

輝け!未来のスターたち

1軍での活躍を目標に2軍で力を蓄える若手選手を紹介する連載企画。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング