ENEOS入社後の2年間は思うような結果を残せず、野球人生の終わりを感じていた。それでも、周囲の支えを力に変え、社会人4年目でつかんだプロへの切符。今季はファームで21試合に登板し、一軍初登板を果たすも、思うような投球ができず。幾度も壁にぶつかってきた右腕は社会人時代に学んだ教えを胸に再び前を向く。 取材・構成=菅井真凜 写真=川口洋邦、兼村竜介、BBM ルーキーイヤーも終盤を迎え、プロの厳しさを実感している。6月7日の日本ハム戦(神宮)で初の一軍のマウンドを経験も、ここまで1試合の出場にとどまっている。ファームでは9月10日時点で21試合に登板。後半戦は思うような投球ができず、現在はフォームの再現性を取り戻すため、試行錯誤を続けている。 ──今季ここまでを振り返っていかがですか。
飯田 長いと言われていたシーズンですが、あっという間に1年が終わってしまうなというのが今の印象です。
──入団前に思い描いていたプロのイメージと今とでギャップはありましたか。
飯田 想像していたよりも大変です。華のある世界に飛び込んできましたけど、ちゃんとしんどいですし、やることをやってもうまくいかないことが大半で、明るいだけの世界じゃないなと感じました。
──社会人野球とプロ野球とでは、また別の忙しさがあると思います。
飯田 社会人野球は、ENEOSだけのことを言えば、仕事をすることがあまり多くはなかったので、オフシーズンにちょこっとお手伝いさせてもらう程度でした。社会人野球全体を見れば、午前中に仕事をして午後に練習をするチームがほとんどなので、そういうチームの人たちに比べたら、恵まれた環境で野球をやらせてもらっていましたね。やっぱりプロのほうが四六時中ずっと野球に向き合っているので、すごい大変だと感じています。
──一番、大変だと思うことは。
飯田 毎日試合があるというのが一番大変ですね。一軍に比べたらファームは休みが多い月はもちろんありますけど、1週間に一度の休みを移動に使うこともあり、ちゃんと休める休みは多くはないので、しんどいなって思いますね。
──プロの生活には慣れましたか。
飯田 ちょっとは慣れてきていると思いますけど、体は対応できてないですね。
──疲れが取れない。
飯田 そうですね。体がちょっとずつちょっとずつ楽をしようとしてきているので、自分がやりたいように体が動かせていないなっていうのを最近よく感じます。
──ENEOSに入社して2年間は成績が残せず、苦しい時期がありました。
飯田 もちろんやり返したいとか、やってやるぞっていう気持ちはありましたけど、野球人生ここまでだなっていうのは、正直思いました。5人同期がいたんですけど、2人は2年で終わってしまって、もう1人も3年で終わってしまったので、5人入社しても野球を続けているのは2人しかいなくて。ほんとにいつ野球が終わってもおかしくないなっていう心境でしたね・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン