プロ入り1年目の昨年はリリーフとして5試合に登板し、自責点0。そして今年は先発投手として1年間、挑戦してきた。そのなかで7月21日・阪神戦(横須賀)では初回から快調に飛ばし終わってみれば9回を投げて無失点の完封勝利を果たした。こうした数々の手応えを得て、来年は支配下へ向けて勝負の1年に挑む。 取材・構成=早川大介 写真=林伸吉郎、BBM 高卒でプロに入って2年、着実にステップアップしていると言っていいだろう。昨年から手応えのあったストレートに磨きがかかり、今季は主に先発として登板し6勝4敗。7月には完封勝利も経験した。一方で変化球の使い方にはまだまだ課題も残る。育成3年目の来季、目指すのはもちろん支配下登録。今季得た収穫と見えた課題、勝負の一年へ向けた思いを聞いた。 ──2年目のシーズンが終わろうとしていますが、振り返っていかがでしたか。
金渕 去年と違って、今年は先発という役割でずっとやらせてもらいました。先発でゲームメークする難しさや、次の登板までにどういう調整をしたらいいのか、いろいろと考えさせられる1年だったのかなと思います。
──まず1年目の昨年を振り返っていただきたいのですが、ファームでは5試合、6イニングの登板でした。その結果をご自身ではどうとらえていましたか。
金渕 「この日に投げるよ」と決まっていて投げていたわけではなくて、試合の状況だったり、点差が離れているところでチャンスをもらって投げていました。せっかくもらったチャンスなので、しっかりアピールするために、自分のいいところをどんどん出していこうという感じで投げていました。
──その限られた登板の中で得た手応えや足りないと感じた課題はありましたか。
金渕 手応えとしては、真っすぐで空振りやファウルを取れたことです。「自分の真っすぐでも、これだけ通用するんだな」というのは手応えとしてありました。課題としては変化球です。今でもちょっと苦手な部分で、そこが明確になったのかなと思います。
──そうした中で、昨年のオフには台湾のウイン
ターリーグに参加しました。そこで得たものはありましたか。
金渕 台湾の選手は真っすぐに結構強いなというのを、投げていて感じました。真っすぐを張っているのであれば、やっぱり変化球を使って投球していかないといけないな、と。ウインターリーグでは、しっかり変化球で三振を取ったり、変化球をうまく使って投球できたりしたので、そこはすごく良かったと思います。
──そのウインターリーグを経て、オフからキャンプにかけて重点的に取り組んだのはどんな部分だったのでしょうか。
金渕 再現性ですね。結構、疲れてくるとフォームがぐちゃぐちゃになったりすることが最初のころはあって、序盤と中盤で球速やボールの質に、だいぶバラつきがありました。そういったものをなくすために、投球フォームの反復練習や、フィジカル面を強くすることなどに取り組みました。
──今季、リリーフから先発へ転向しました。「来年は先発で」という話は、いつごろからあったのでしょうか。
金渕 去年のフェ
ニックス・リーグの段階です。僕自身も先発を希望していましたし、コーチとミーティングする時間があって・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン