神奈川大から育成4位で入団すると5月に支配下を勝ち取り一軍デビューを果たした。一軍ではヒット1本に終わったが、二軍では13本塁打。感じた手応えと課題はその結果以上に大きな収穫だ。新たな取り組みにも着手しているパワーヒッター。将来の四番候補としてその成長に期待は膨らむばかりだ。 取材・構成=阿部ちはる 写真=桜井ひとし、井田新輔、BBM 二軍戦開幕から2カ月弱。34試合出場で打率.234、7本塁打、21打点とアピールすると、5月15日に背番号が「134」から「98」となった。22日には九番・DHでプロ初スタメン。2三振で二軍降格となるも再昇格後の8月13日にはプロ初ヒットをマークした。一軍でのヒットはこの1本にとどまるも、ファーム東地区では2位タイの13本塁打。その秘めたポテンシャルに周囲の評価もうなぎのぼりだ。貴重な経験を積んだ1年目を経て、さらなる飛躍に向け爪を研いでいる。 ──シーズン序盤に支配下を勝ち取り、一軍デビューも果たしました。プロでの1年目はいかがでしたか。
金子 あらためて1年間戦う大変さを感じました。毎日野球をしていくという部分で体力的にしんどいなと感じることもありましたから。
──やはり夏場でしょうか?
金子 まずは春季キャンプのときですね。始まってすぐにしんどいな、と。ただ途中から慣れていってシーズンインできました。その後も夏場にはバットが振れていないなと感じることもありましたね。毎日試合があるというのは初めての経験でもあったので、体力的にもきつさがありました。
──そういった大変さがある中でも開幕直後から結果を出しました。その要因はどこにあると感じていますか。
金子 打撃コーチの方にもたくさんのアドバイスをいただき、今までの野球人生を上回るほど野球に対して考えることが増えました。自分で考えるようになったことも僕にとって大きかったなと思います。
──主にどのようなことを考えるようになったのでしょうか。
金子 相手ピッチャーの情報を見たり、事前に映像でも確認したり。今まで対戦相手の動画などを試合前に見ることは少なかったので、試合前からここまでの準備をするというのはプロに入って初めてのことでした。そこは結果に大きくつながったかなと思います。
──春季キャンプではバッティングフォームなども見直したそうですね。
金子 大学のときは打つときにボールを潰しにいくイメージで打っていましたが、キャンプ中に山下(
山下勝巳)打撃コーチからバットを下から出す指導をしていただき、ボールに対してバットのラインを出すような打ち方に変えました。そこから・・・
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