当連載を務める秋山翔吾選手への質問を募集します。上記のリンクからお寄せください 心を奮い立たせる材料を作ること
読者から「秋山選手はどのようにメンタルを鍛えているのですか?」という質問が数多く来ているようです。自分自身はメンタルが強いかどうかは分かりませんが、今回は精神力について書いていきましょう。
僕は「気持ちが強い」ということは結局、考え方ひとつだと思っています。チャンスの場面でガチガチに緊張してネガティブになるのか、打ったらヒーローになるとポジティブになるのか。それには自らの思考が、大きく左右するのは間違いないでしょう。
例えば僕は以前、4打席ノーヒットで5打席目を迎えたとき、開き直ってしまうというか、「どうにでもなれ」と思ってしまうところがありました。でも、そこで1つの打席をムダにするのはトータルで考えたらもったいないこと。その5打席目で1本、安打を放っておくことで、次の日につながる可能性もあります。それと、例えば初登板の投手がマウンドにいるとき、打席や守備でなんとかカバーしてあげよう、と強く思う。そういった心の持ち方。どんな状況でも、心を奮い立たせられるような材料をたくさん作ること。そうすれば、前向きなプレーがしやすいと思うのです。

6月1日のDeNA戦[西武プリンス]では7回に4号2ラン。1打席にもムダにはしない
メンタルの強さという言葉に置き換えられるかどうかは分からないですけど、我慢というか、何かをやり遂げた先に花開く――という考え方をするようにもなりました。どうしても体がしんどくて、練習をやりたくないと思うときもあるでしょう。そこで心にムチを打って乗り越える・・・
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