テレビ、新聞、雑誌、インターネットと、野球の情報が多く流れているなかで広報というポジションは非常に重要になってくる。ファンに少しでも多く野球を楽しんでもらうため、野球を知らないファンにその楽しさを知ってもらうため、上野友輔氏はチーム・選手とファンの架け橋になっていく。 取材・文=早川大介 経験を生かし広報へ
プロ野球に関する情報は、テレビや新聞、雑誌、そしてインターネットなど、球団発表のものからマスメディアによる記事まで、毎日、多くのものが発信されている。こうした情報の多くに携わっているのが、広報だ。
広報とひと言に言っても、プロ野球には選手やチームの情報に携わる「チーム付き広報」と、球団のイベントなどに関する情報を発信する「事業広報」が存在しており、今回紹介する上野友輔氏はチーム付き広報にあたる。ホームゲームだけでなく遠征などでもチームに帯同し、情報を発信。そのほか、各メディアからの取材依頼があればコーディネートするなど、仕事は多岐にわたる。実際、週刊ベースボールで選手のインタビューを掲載する際にも、1本につき3〜4回、広報と編集部員でやりとりを行っている。
チーム付き広報は選手と密接に関わっているだけに、元プロ野球選手が担当することもある。実際にDeNAにはチーム付き広報が3人おり、そのうち2人は
牛田成樹氏と
秦裕二氏の元プロ野球選手。残るもうひとりが、上野氏だ。
上野氏はもともとスポーツが好きで、中学時代には野球部がなかったため自分で設立したほどの野球好きだ。そのうちスポーツ新聞や雑誌を読んでいると、野球やスポーツの魅力を伝える立場になりたいと考えるようになった。高校卒業後に立大に進学すると、立大の体育会機関誌である立教スポーツ編集部で活動し東京六大学野球も取材。大学1年時は2004年、球界再編の時期と重なり、スポーツビジネスに注目が集まり、「こういうビジネス分野もあるのか」と興味を持つようになった。その後はスポーツ業界でのアルバイトやインターンをしたが、社会人としてのキャリアは、銀行員から始まった。
「まずはしっかりとしたビジネスへの取り組み方、お金の稼ぎ方を経験したほうがいいといろんな方に言われて、まずは銀行に就職しました。しかし、そこの経営状況があまり芳しくなかったこと・・・
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