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プロ野球を支える仕事人

<TEAM STAFF CLOSE UP>Bs SHOP店長・久田篤史(オリックス)「感動の一部を提供できる立場にいられる仕事だから」

 

支える人がいるからこそ、過酷な戦いに挑んでいける。ファンの声援もしかりだ。そんな熱狂を演出している球団グッズを京セラドーム2階にある『Bs SHOP』で販売する久田篤史店長のモチベーションは、すっかり定着したフレーズ“全員で勝つ”の思いそのもの。熱きファンにグッズを届けるため、チームの一員として汗を流し続ける。
取材・文・写真=鶴田成秀

Bs SHOP店長・久田篤史[オリックス]


手元に届けるため


 かなわなかった夢が形を変えて日々を彩っている。29歳だった7年前の2018年、球団事業本部MD部の求人募集を見つけて応募。アパレル店勤務の前職をやめて新たな世界に飛び出し、京セラドーム2階に店を構える『Bs SHOP』が新たな職場になった。転職を決断した動機の一つには、学生時代に追い続けた“夢”が関係していると言う。

「もともとバンドマンになりたかったんです。だから、大学卒業後に就職せず、音楽をやっていて。その合間に近所のアパレル店でアルバイトを始めたんですよ」

 夢へと向かう中、大学時代の友人の近況を聞き、自らの年齢など将来を考えてバンドマンになる夢を断念。アパレル店ではアルバイトを経て準社員、正社員となり、店長も務めた中で、求人募集が目に留まると迷うことなく応募した。

「プロ野球という“エンターテインメント”の小売り販売に惹かれたんです。あるようでない仕事だと思うんですよ。もともと目指していたバンドのライブとは違う角度にはなるんですけど、空間が似ているというか。ファングッズではないですけど、同じエンタメを提供する場。だからグッズ販売に惹かれたんです」

 とはいえ、戸惑いがなかったわけではない。未知なる世界に飛び出す中で不安を抱くのは当然のこと。「野球の知識は乏しくて。めちゃくちゃ好きとは言えなかったので」と苦笑いするも、最大の戸惑いは前職は・・・

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