ファームだけのプロ野球チームとして昨シーズンからイースタン・リーグに参加しているオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(以下、オイシックス)。一軍のない特殊な形態の球団を、新潟の地でどのように根付かせるのか。まだまだ途中だが、現在の奮闘の様子である。 取材=落合修一 
オイシックス球団本部副本部長・白石夏輝[オイシックス]
グルメとグッズの充実から
オイシックス・ラ・大地とは、有機・無添加食品やミールキットの通信販売を主に手掛ける東京の企業。独立リーグ・BCリーグには新潟アルビレックスBCというチームが2006年から存在していた(現
ヤクルト監督の
高津臣吾も監督をしていた。ちなみに現在の監督は元
日本ハムの
武田勝)が、オイシックス・ラ・大地がアルビレックスBCと資本提携し、24年シーズンからNPBのイースタン・リーグに参加。そのときにオイシックス・ラ・大地からの「異動」で球団の運営業務に関わるようになったのが白石夏輝さんなのである。
「早速、新潟に引っ越しました。何もない状況で何から始めようかと思ったのですが、最初に取り組んだのは『スタジアムグルメ』と『球団グッズ』の充実です」
オイシックス・ラ・大地は食品を扱う会社なのでスタジアムグルメについては得意な分野に見えるが、「まずは新潟県産の食材でおいしいものにどういうものがあるのか。そこを調べることから始めました。やはり食品の会社としては納得できる価格で、本当においしいものを提供したい。県内のいろいろな農家さん、飲食事業者さんを一軒一軒訪ね、また別の方を紹介していただきながら、一つひとつメニューをそろえていきました」
その結果、試合開催日のハードオフエコスタジアム新潟(以下、エコスタ)には個性的で魅力的なメニューが並ぶようになった。中でも一押しメニューを尋ねると、「燻製(くんせい)カレー」という答えが返ってきた。
「新潟県産の牛肉を贅沢(ぜいたく)に使っているほか、ルーを燻製にしているため、口に入れた途端にふんわりと燻製の良い香りがするんです。たまたま別の商品の打ち合わせで長岡の飲食店を訪ねたときに・・・
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