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<Baseball Specialists>ザ・クロマニヨンズ ギタリスト 真島昌利「野球と言えば『ホームラン』。華があって、魅力的」

 

1991年12月21日にリリースされたザ・ブルーハーツのアルバム『HIGH KICKS』に収録された『ホームラン』という曲は、ストレートな野球ソング。その作詞・作曲者である現ザ・クロマニヨンズの真島昌利氏に、その制作意図について伺った。
文=落合修一

プロ野球の打席登場曲や高校野球の応援で自分の曲が使われるのをテレビで見ると「うれしいんですけど、照れくさい。恥ずかしくなっちゃいます」


長嶋茂雄の本塁打


 1991年に発売されたザ・ブルーハーツのアルバム『HIGH KICKS』に収録された『ホームラン』という楽曲がある。発表から34年が過ぎた。ライブで演奏された記録はほとんど残っていない。それでもこの曲は、静かに生き続けている。レコードとして、CDとして世に出た以上、誰かがどこかで再生し、そのたびに別の風景を立ち上げてきたはずだ。作詞・作曲者である真島昌利にこの曲の制作意図をたずねると少し間を置き、肩の力を抜いたように言った。

「いやー、まったく覚えてないですね」

 拍子抜けするほど率直な言葉だが、それで話が終わるわけではなかった。なぜこの曲が生まれ、なぜ野球だったのかをたどろうとすると、記憶の底から、いくつもの断片が自然と浮かび上がってくる。

 曲名は『ホームラン』。理由は意外なほど単純だった。

「やっぱり一番キャッチーな言葉じゃないですか。野球と言えば、ホームラン。華があるし、響きもいいし、魅力的だなぁと思って」

 プロ野球の勝ち負けや記録ではなく、子ども同士が夢中になって遊ぶ野球の楽しさ。その感覚が、この曲の芯にある。真島自身、少年時代は「野球ばっかり」の日々を過ごしていた。歌詞に出てくる「河川敷」ではなく、真島の遊び場は東京の郊外の団地だった。

「河川敷は遠かったんですよ。団地って、棟と棟の間の敷地がものすごく広くて、空き地がいっぱいあった。だから割と、どこでも野球ができたというか」

 使うボールは軟式球ではない。もっと・・・

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