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【TEAM STAFF CLOSE UP】楽天広報兼場内アナ・馬場美幸「間違った情報を出さない」

 

球場に行けば、必ず聞こえてくる場内アナウンス。その声の主は試合前、現場広報としてグラウンドにいる。試合進行に関わるアナウンスと、情報を整理して伝える広報。業務内容は違うが、そのどちらも担当しているからこそそれらの仕事がつながっていく喜びを感じることができた。“正しい情報を広く伝える”ため、今日もその声を響かせる。
取材・構成=阿部ちはる 写真=牛島寿人

球団広報兼場内アナウンス・馬場美幸


情報発信に対する責任


 その強くて優しく真っすぐな声は屋外である楽天モバイルでもしっかりと一人ひとりの耳に届く。球場観戦に欠かせない場内アナウンスはホーム側、ビジター側と2人で担当しているのだが、楽天のビジターアナウンスを担当しているのが楽天野球団・チーム広報部の馬場美幸さん。開場後の誘導アナウンスや注意喚起なども担当しており、楽天の主催試合では馬場さんの声から試合が始まり馬場さんの声で締めくくられる。その声は確かに耳に届いているはずだが、そのことを認識している人はあまり多くはないだろう。

 一方でチーム広報として、取材を受ける選手のアテンドやメディア対応なども行っている馬場さんは報道陣にとっては身近な存在だ。業務内容は違えど“発信”という役割を担うからこそ、すべての人に誠実に、伝えることに真摯に、仕事と向き合っている。

 小学生のころから野球が好きだったこともあり拓大では硬式野球部の主務を務めた。そこで試合のアナウンスを担当することもあったが、当時は仕事にしたいとは考えていなかったという。野球に携わりたいという思いは抱いていたものの、その方法が分からぬまま卒業後は警備会社に就職した。「星野仙一さんがその会社のイメージキャラクターに起用されているのを見て、最終的に入社を決めました。ですが野球と関わりがあるわけでも、このときに星野さんとお会いすることもなかったです(苦笑)」。

 3年勤めた後、特殊法人に契約社員として入社。正社員への打診があったタイミングで拓大野球部時代の同級生から『横浜ベイスターズ(現DeNA)の二軍アナウンスをしてくれる人を探しているそうだよ』と声を掛けられた。

 野球と関係のない職場で正社員として・・・

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