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【TEAM STAFF CLOSE UP】BS10 アナウンサー チーフ・宮澤奎太「『野球中継をしている局だ!』と認知してもらえるようにしていきたい」

 

2025年、BS10で無料のプロ野球中継が始まった。解説者とともに応援メシを味わうなど、これまでにない実況スタイル。野球の魅力を伝えるべく、実況席でマイクを握る若きアナウンサーがいる。その原点には、運命的な野球との出合いがあった。
取材・文=壁井裕貴 写真提供=BS10

BS10 アナウンサー チーフ・宮澤奎太


人生を変えた劇的な一打


 球場で味わったあの興奮を、言葉で届けたい。その思いを胸に実況席でマイクを握っているのがBS10のアナウンサー、宮澤奎太氏だ。「言葉に熱を乗せ、ファンの気持ちを代弁する」を信条に、グラウンドで生まれるドラマを伝えている。その原点は、球場で体験したある一打だった。

 父親から誘われて行った人生初の野球観戦は小学校5年生だった2007年4月22日の西武オリックス戦(グッドウィル、現ベルーナ)。当時はまったく野球に興味がなかったが、球場独特の空気に胸を躍らせ、「強そうだから」という理由で西武の当時の主砲・カブレラのリストバンドを購入。試合は、3対4で9回裏へ。「このまま負けるのか」と思った矢先、先頭の中島裕之が左翼への二塁打で出塁すると、打席にはカブレラ。フルカウントからとらえた打球は、右翼スタンドへ吸い込まれる、サヨナラ逆転弾──。

「初の野球観戦で、初めて買ったグッズの選手が、試合を決めた。野球ってこんなに楽しいんだ! って。このときから、とりこになりましたね」

 その後もライオンズの情報を追うべく、親にラジオを買ってもらい・・・

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