
通算1000勝を挙げた原監督[中央]は思い切って選手たちを休ませています。こういう思い切りと心の余裕がこれから迎える激しい優勝争いに生きてくると思いますね/写真=BBM
2008年、
西武で打撃コーチを務めていたとき、当時の
渡辺久信監督(現西武GM)は、若い選手が多いチームながら、休むときには全員がしっかり休めるような休日を作っていました。それが功を奏し、日本一まで駆け上がりました。
今年の
巨人では、原(
原辰徳)監督がベテランやレギュラー、そしてリリーフ陣などにしっかりとした休暇や、練習免除などを与え体力を温存させる起用をしています。夏場はやっぱり疲れが出ますから、1日試合に出ずに休むことで体力が回復するのです。若い選手は体力があるので、そこは分かっていないと思います。しかし、その効果は終盤に大きく反映されていきます。そういう意味では、やはり多くの経験を積んできた監督の采配術だと思います。
私の1年間のみの監督経験でも、どうしてもレギュラーやベテランは全試合でしっかり使いたいと思っていました。それをあえて腹をくくり、残った選手たちでしっかりと勝ちゲームを作っていくという原監督の意思。そのあたりはさすがだなあ、と思います。
リーグ優勝するチームというのは、やはり・・・
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