
自己最多のホームラン数も更新するなど日本での二番の概念を覆す活躍をしている坂本/写真=桜井ひとし
セ・リーグの山場はまだ先だ、と以前に話しました。今年の流れからすると、そう簡単には優勝は決まらないと思っていましたが、9月10日からの
DeNA対
巨人(横浜)の直接対決でマジックが点灯し、方向性が見えてきたと思います。
現在首位を走る巨人が一瞬、足踏みをしました。先々週の終わりくらいから二番打者の坂本(
坂本勇人)のバットが少し湿ってきて、巨人は勝てなくなりました。これもやはり彼が巨人打線の中心だからです。
3週前ですか、
週ベで二番打者の特集を組んでいましたね。そのときに私は二番打者への考えを話していませんでしたので、今週は私なりの考えをお話ししたいと思います。今季、坂本が二番に入り、一時期DeNAの筒香(
筒香嘉智)も二番に入るなど、小技が利くこれまでの日本での二番打者のイメージが少し変化してきています。
メジャーでは「二番最強説」というようなことも言われています。個人的な意見でいうと、二番に入った打者がいわゆる「二番打者」的な仕事をするのは初回だけです。それも一番打者が塁に出たときのみだと思っています。そこから打線はイニングに沿って流れていって、その時々のプレーの流れの中で、監督がサインを出していく。年間では、三番打者よりも二番打者は・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン