
先発1番手と「エース」は違います。則本は「彼が投げれば勝てる」という投球を見せ続け、今や楽天のエースとして活躍しているのです/写真=BBM
今週号の特集は「『エース』を考える」と聞きました。先週は
西武のエースだったトンビさん(
東尾修)の話でしたが、今週は
巨人時代などの話をしたいと思います。
1992年途中に巨人にトレード移籍し、まず感じたことは「大人のチームだなあ」でした。西武のように「さあ、みんなで優勝するぞ、打倒・巨人だ!」というような熱さはありません。全員が独立していて、自分で考えて行動している感じです。当時先発3本柱と呼ばれた斎藤(
斎藤雅樹)さん、槙原(
槙原寛己)さん、桑田(
桑田真澄)は、自分自身の調整法を持っていて、淡々と先発に向けて準備をするという流れでした。
その3人の中で誰かが音頭を取ってチームを引っ張っていくということもなかったですね。このころの投手陣リーダーは宮本(
宮本和知=現巨人投手総合コーチ)さんでした。宮本さんが号令をかけると一斉に・・・
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