
世界一になるため、チームを最優先させたダルビッシュ[右]。その犠牲心は必ず選手たちの心に残り、技術として身に付き、日本の野球界への進化へとつながっていくはずです[写真=代表撮影]
世界一の瞬間に何とか間に合わせることができました。試合前のアーリーワークの練習が終わったときが最終回。スマホなどで見ながら、優勝を見守りました。
異国の地での準決勝、決勝はすごい試合でした。
巨人に合流した大城(
大城卓三)は「球場の雰囲気がまったく違いました。いい経験をしました」と笑顔で話していました。この戦いを見て私がどう思ったか……あらためて現役はそこそこの選手で良かったな、と思いました(笑)。侍の選手たちは、日本を背負ってプレーするわけですから、その重圧は計り知れません。そんな重圧、私は耐えられないですよ(笑)。
1994年10月8日。
中日対巨人(ナゴヤ)のあの世紀の一戦。私も巨人の選手、控え捕手としてベンチ、ブルペンにいました。控えだとしてもあの一戦の重圧はものすごいものがありました。あのような圧をずっと7試合も受けていなければいけないと思うと・・・
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