
シーズンも第4コーナーに。DeNAとは1.5差。絶対に追いつき追い越しますよ[写真=高塩隆]
相手が優勝するまで、絶対に優勝する、という気持ちで戦っています。負けても「負けていない」と言うのがプロですから。それだけ負けず嫌いの集団です。
巨人もまだまだあきらめていません。
先週末は
中日に2勝1分け(東京ドーム)で、3位のDeNAは
ヤクルト相手(横浜)に2勝1敗とお互いに譲りませんでした。その差は9月11日の時点で1.5ゲーム差です。そして2位の
広島に対しても4.5ゲーム差まで詰めてきました。広島は首位の
阪神相手(甲子園)に3連敗を喫したことで、その差が11と広がったんですが、気が付けば後ろにDeNAとわれわれ巨人が迫っています。
これまでの経験から言えば、はっきり言って追われるほうはすごく苦しい時期に入ってきました。だからと言ってもちろん、下位のチームから追い上げたほうがいい、というわけではありません。ここまで来たら、4位から一気に勢いをつけて、追いつき追い越していきたいのです。
そのためにも直接対決ではしっかりと勝ちにいきたいですね。広島とは残り1試合。東京ドームで9月23日に。そのあとにDeNAとの3連戦が待っています。ここまで踏ん張って逆転していきたいですね。そして10月4日の最終戦の相手がDeNA(東京ドーム)。ここがカギとなるのではないか、と私自身は思っています。あくまで打撃チーフコーチの一人の考えですから、原(
原辰徳)監督がどこで勝負をかけ、どの試合がポイントだと思っているのかは分かりません。さて、そこはどうなるか。
われわれ巨人としては2年連続Bクラスに終わるわけにはいきません。連続でBクラスに入ってしまうと、来季に抜け出すのが非常に厳しくなります。そのためにも、というよりも巨人として、意地でもAクラス入りしないといけません。
ここからはギアを入れていきます。秋季キャンプから「アーリーワーク」でバットを振り込んできたわけですから、ここからその真価を見せていきたいですね。「ギア」=「気合」ということになるのは皆さん分かっていると思います。一人ひとりが、絶対にAクラスに入るんだ、CSで戦い、勝ち上がっていくんだ、という強い気持ちを出せるかどうか。いや、出していくのみです。
もしそこで勝てないようなことがあれば、誰かギアが入ってない可能性があります。もちろん、ここからが総力戦です。同じ方向を向いて、同じ熱量のギアが入るようにやっていくのがわれわれコーチ陣の役目になります。
もちろん、相手チームも「われわれはどこよりも厳しい練習」をしたと思っています。巨人も同じ気持ちでぶつかっていきます。そうなったとき、どうなるか。そこは気合で勝るチームが、上に行くのだと思います。いよいよシーズンも第4コーナーを回りました。本当に選手たちの気合と頑張りをサポートしていくのみです。
PROFILE 大久保博元/おおくぼ・ひろもと●1967年2月1日生まれ。茨城県出身。水戸商高から85年ドラフト1位で
西武に入団。トレードで巨人入りした92年に15本塁打。95年現役引退。野球解説者やタレントを経て、2008年に西武コーチに就任し日本一に貢献。12年からは
楽天打撃コーチ、二軍監督を経て15年に一軍監督に就任した。15年限りで辞任し、16年から野球解説者をこなしながら新橋に居酒屋「肉蔵でーぶ」を経営している。今年から巨人一軍打撃チーフコーチを務める。
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