再びWBCについて書いてみます。この号が出ているころには、全代表が発表されているかもしれませんが、打線については、ほぼ最初に発表されたメンバーで問題ないと思いました。前回、「大谷翔平(日本ハム)は投手に徹するべき」と書きましたが、それも国際試合向きのバッターがそろい、大谷抜きでも大丈夫だと思ったからです。

　私がコーチとして参加した2013年大会では、相手チームの投手の映像やデータを見ながらミーティングをしましたが、そうやって見た印象と打席に入った印象はまったく違います。フォームの特徴や球種、攻め方の傾向などは分かるにしても、スピード、曲がり方、タイミングなど打席の体感はまた別です。さらにレギュラーシーズンとは違うキャッチャーが受けるとなると、配球が違ってくる可能性もあります。

　そうなると、頼りになるのは・・・