
「完封1回だけじゃ何も語れない」。今永語録には今季も注目だ
毎週水曜日発売(一部地域を除く)の『週刊ベースボール』では、毎回月曜から日曜までの試合で編集部選定の「週間ベストナイン」を選んでいるが、ONLINEでは、毎回土曜日から金曜日でベストナインを選んでいきたい。今回は4月15日から21日までだ。
セから行く。投手は
阪神の
今永昇太だ。4月19日の
広島戦(マツダ広島)に先発し、9回を1安打完封で今季初勝利、プロ初完封を飾った。しかもその1安打は初回無死から二番・
菊池涼介に許したセンター前だけ。つまり、その後の27アウトをノーヒットで奪ったことになる。
マツダ広島の広島戦は、昨年ルーキーだった今永がプロ初勝利を挙げた地であり、負ければ敗退が決まるCSファイナルシリーズで先発し、1回6失点と滅多打ちを食らって、悔し涙を流した地でもあった。首位を独走していた広島は、この敗戦の後、やや〝変調〟。セのペナントレースを混戦に引き戻す、貴重な勝利でもあった。
以下は他のポジションである。
[捕手]
小林誠司(
巨人)
期間内/14打数 3安打 0本塁打 0打点 0盗塁 打率.214
[一塁手]ロペス(
DeNA)
期間内/26打数 11安打 1本塁打 6打点 0盗塁 打率.423
[二塁手]菊池涼介(広島)
期間内/26打数 8安打 0本塁打 1打点 0盗塁 打率.308
[遊撃手]
坂本勇人(巨人)
期間内/20打数 8安打 0本塁打 1打点 0盗塁 打率.400
[三塁手]C.
マギー(巨人)
期間内/19打数 5安打 0本塁打 2打点 0盗塁 打率.263
[右翼手]
福留孝介(阪神)
期間内/17打数 6安打 1本塁打 3打点 0盗塁 打率.353
[中堅手]
大島洋平(
中日)
期間内/25打数 10安打 0本塁打 1打点 0盗塁 打率.400
[左翼手]
バレンティン(
ヤクルト)
期間内/20打数 6安打 2本塁打 2打点 0盗塁 打率.300
写真=佐藤真一