
支配下1年目の今季、救援としてフル回転する中日・三ツ間
今から2年前、その男の食卓には質素な食事が並んでいた。昼は1袋89円のレトルトカレーを1.5�舛稜鯣咾砲�けてかき込み、夜は21円のうどん2玉を胃に詰め込む。部屋は収納なしの6畳一間。ハングリー精神を体現したような生活の中で、必死に夢を追いかけていた。
その男とは中日ドラゴンズの
三ツ間卓也。独立リーグ、BCL/武蔵から2016年育成ドラフト3位で中日に入団し、昨オフに支配下登録をゲット。2ケタ背番号となった今季は開幕一軍入りし、中継ぎとして腕を振り続ける新星だ。
今季は4月だけで自身初勝利を含む2勝をマーク。右サイドから力のあるボールを投げ込む姿は躍動感にあふれ、大観衆の視線が集まる一軍のマウンドが良く似合っている。だが、1カ月の手取りが6万円だった冒頭の独立リーグ時代、そして故障に苦しんだ建大高崎高時代、野球をやめるつもりで就職内定を得た高千穂大時代と、その道のりは決して平たんではなかった。
なぜ、三ツ間はあきらめることをしなかったのか。そして何が飛躍のきっかけとなったのか。その答えは5月10日発売(一部地域を除く)の週刊ベースボール5月22日号「野球浪漫」に掲載している。
栄光の裏側にある懸命の努力を知れば、その活躍がまた違って見えるはずだ。
文=吉見淳司 写真=井田新輔