
5月21日の西武戦では栗山にサヨナラ弾を浴びて、19試合ぶりの失点、今季初の敗戦投手になったが、チームに欠かせない存在であることを知らしめる期間になりそうだ
ソフトバンクの2年ぶりV奪回の根拠になるはずだった投手陣の刃こぼれが止まらない。開幕先発ローテーションから
和田毅、
武田翔太が離脱。
千賀滉大も5月16日の
オリックス戦(京セラドーム)でわずか9球での降板。通常中6日の間隔を広げて次回登板日を探っている。
そこに追い打ちをかけるように守護神の
サファテが家族を見舞うためにアメリカに一時帰国した。22日に登録を抹消されたため、戦列に復帰できるのは早くとも交流戦開幕後の6月1日。それまで、クローザー抜きでの戦いを強いられる。
そこで代役のストッパーとして考えられるのが、今季、主に8回を任されていた
岩嵜翔。21日の西武戦(メットライフ)では同点の9回にマウンドに上がり、一死後、
栗山巧にサヨナラ弾を浴びたが、150�舛鯆兇┐訥承紊藩邵垢△襯侫�ークは抑えの資質十分。現に栗山の本塁打も19試合ぶりの失点だった。
2008年入団の10年目。先発への強い意思を持っている一方で、一軍での立場を確立するためにもリリーフでの実績を積み上げることが肝要だ。そこから先発のチャンスを得たのが、千賀であり
東浜巨。10年選手とはいえ、27歳の年齢は先の可能性を感じさせる。
千葉・市船橋高出身。今の姿からは想像つかないが、高校時代はサイドスローで投げていた時期もある。同期にはオリックス入りした
山崎正貴がおり、先に145�舛竜綢�で脚光を浴びていた。捨てられなかったのは球速へのこだわり。3年春、監督の交代を機に上手投げへの再転向を新監督に直訴すると、130�祖�度しか出なかった球速をわずか4カ月強で150�舛望茲擦襪箸箸發法△修稜�(07年)の高校生ドラフトで1巡目指名の評価を得た。
プロ入り後もその素質の高さは誰からも認められてきた。時折、印象的な快投を見せるものの、それでも継続できない点で強い信頼を得るに至っていない。立場をつかみつつある今季は絶好のチャンス。サファテがいないこの期間の活躍で、真の信頼を得ることができれば、次のステップにつながる。
文=菊池仁志 写真=川口洋邦