
18時からの中間食の準備の合間にポーズ。岡マネジャー(左から2人目)は1年生マネジャー3人を教育する立場にもある
5月31日に発売となる『高校野球マガジン�А戮蓮∈2討凌斉狎邱盥嗣邉紊鯑箪犬垢襦�シード校16校以外にも、公立校をクローズアップ。桜丘高は1999年夏に県大会準優勝を遂げた実績があり、昨秋も県大会16強と有力校の一つに挙がる。
マネジャーは野球部の�犂薛瓩澄�桜丘高の取材当日は職員会議だったため、事前に泉田浩道監督から「遅れますので、生徒には伝えておきます」との連絡があった。グラウンドに到着すると、岡愛友美マネジャー(3年)が、すぐさま対応してくれた。
とにかく、話が早い。FAX送信した「取材申請書」に目を通していたのか、すべてが円滑だった。チーム取材では必ず写真撮影する「集合写真」では、チームカラーが明確に出てくる。桜丘高はこちらのお願いに対し、迅速かつ統率ある行動を取ってくれた。マネジャーの指示が、現場に行き届いている証拠であった。
「ウチは、明るさが売りです」
ただのお祭り騒ぎではない。遠藤勇馬主将(3年)以下、メリハリがあり、応援したくなるムードがある。その雰囲気を作り出しているのが、岡マネジャーのような気がした。
3年生マネジャーは岡マネジャー1人で、2年生は不在。今夏の引退までに、1年生3人を教育する立場にある。練習中はホウキを手にし、校舎周辺の掃除を延々と続ける。合間にはノックの手伝い、そして、18時からの中間食の準備(炊飯器4台、コメとふりかけ)に追われている。
秋、春、夏の県大会開催日は、神奈川のメーン会場の一つである保土ヶ谷球場のアナウンスを担当。桜丘高は同球場から徒歩3分と、試合運営にも欠かせないスタッフなのである。
岡マネジャーは桜丘高の野球部マネジャーになるため、同校を志望した。元神奈川球児である父親にアドバイスを求め、勉強と野球が頑張れる桜丘高を勧められたという。卒業後も「野球と携わっていきたい」と、進路(進学希望)についても模索中だ。
マネジャーが野球部の�犂薛瓩箸蓮�大学野球の世界ではよく聞かれる言葉だが、すでに、桜丘高でも確立されていた。女子マネジャーこそ、桜丘高の底力──。男子部員はチームを縁の下から支える裏方のために、グラウンドで全力を尽くすのである。
文=岡本朋祐 写真=松田杏子