
エースの菊池は万全。背番号16に続く先発の奮起が交流戦で勝利を重ねるカギを握る
交流戦の命運を握るのが先発陣だ。
菊池雄星は開幕から好調を維持し、交流戦開幕の
広島戦(メットライフ)に先発予定の
野上亮磨は4勝と奮闘しているが、5勝をマークしているウルフは右ワキ腹痛で5月22日に登録抹消。重傷ではないが、無理をさせずに復帰へのスケジュールを組む方針だ。さらに、登板間隔があくために登録抹消されていた�盒狂�成は右肩の違和感を訴え、先行き不透明な状況となってしまった。
十亀剣、
佐野泰雄は好不調の波が激しく、28日の
楽天戦(Koboパーク宮城)に今季初先発した誠も3回途中8失点を炎上した。今後はこれまで中継ぎ登板を繰り返していたガルセスを先発に回すなど、先発のやり繰りに苦心している。救援陣は
武隈祥太、
牧田和久、シュリッターが守護神・
増田達至につなぐ勝利の方程式で安定しているが登板過多が懸念される。6連戦が続く日程で、先発が長い回を投げて中継ぎの負担を減らしたいが……。
特に、防御率1点台と抜群の安定感を誇るエース・菊池が投げる試合は落とせない。「最低7回は投げて試合を作れば結果はついてくると思っている」。昨オフにフォーク、カーブの精度を磨き投球の幅が広がった。150�舛鯆兇┐訥承紂▲�レ味鋭いスライダーと多彩な変化球で相手打線を圧倒する投球を続け、自信を深める。昨季は交流戦で2勝0敗、防御率1.71。セ・リーグの強打者たちを翻弄する投球で白星を重ねたい。
打線は爆発力がある。一番・
秋山翔吾、二番・
源田壮亮は出塁率が高く、俊足で機動力も発揮できる。5月28日現在、リーグトップの44打点をマークする三番の
浅村栄斗も「一、二番が塁に出てくれるおかげ」と称えるほどの活躍ぶり。一発のある
中村剛也、
メヒアの両主砲も相手にとっては脅威だろう。右ふくらはぎの張りから復帰した
栗山巧も勝負強い打撃が持ち味だ。
20日の
ソフトバンク戦(メットライフ)から5連勝を飾ったが、逆転勝ちは4度。下位打線がチャンスを作り、上位打線で得点を重ねるシーンも目立った。交流戦でも、このパターンを重ねたい。さらに、明るい材料もある。左すね痛で戦線離脱中の
金子侑司が交流戦中にも復帰できる可能性が出てきた。昨年は53盗塁で自身初のタイトル、交流戦は打率.328で8盗塁と気を吐いた。外野陣は
木村文紀、
外崎修汰、
田代将太郎と潜在能力は高いが打撃で確実性を欠く。金子侑の復帰で定位置争いも激化。チーム内の競争で相乗効果が期待される。
写真=BBM