
この年の盗塁成功率は.833。盗塁成功率の高さも光った(写真は05年5月5日)
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は8月25日だ。
レッドスターと呼ばれた
阪神の韋駄天・
赤星憲広。小柄ながら攻守に果敢なプレーを見せ、女性ファンに加え、少年ファンもチームで一番多かった男だ。盗塁がめっきり少なくなっていた2000年代に、勝利にこだわりつつ記録を積み上げた。
2005年8月25日の
広島戦(広島市民)は、赤星が6回表に二盗を決め、3年連続50盗塁以上をマークした日である。ただし、試合に敗れたこともあり、「そんな記録どうでもいいです」と素っ気なかった。
03年61盗塁、04年64盗塁に続き、3年連続50盗塁は
福本豊(阪急)の14年連続、
木塚忠助(南海)の4年、
森下正夫(南海)3年に続き、史上4人目、セでは初の快挙だった。
「盗塁を得点につなげるというのが僕の一番の役目だと思っている。そのためには塁に出なくてはいけないし、盗塁がチームの勝利のために生きなければならない」
その言葉どおり、03年に続き、この年も阪神はリーグ優勝を飾った。赤星は60盗塁でセでは唯一の5年連続の盗塁王。3年連続60盗塁以上は、福本に次ぐ史上2人目の記録だった。
なお、赤星の後、シーズン60盗塁以上は、11年、
ソフトバンク・
本多雄一だけだ(60)。
写真=BBM