
後方は岡田監督。前列中央が鳥谷だ
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は12月8日だ。
連続試合出場を続ける
阪神の鉄人・
鳥谷敬。今回は、その初々しき入団会見だ。
2003年12月8日、大阪市内のホテルで阪神は新入団5選手の入団会見を行った。今回のドラフトの最大の目玉と言われ、自由獲得枠で早大の大先輩でもある
岡田彰布監督が指揮する阪神入りした鳥谷は、初めて背番号1のユニフォーム姿を披露。
「プレッシャーもあると思いますが、それをしっかりやらないと、という思いに変えられたら」
初々しい笑顔ではあったが、今と変わらず冷静にコメントした。また、同じ自由獲得枠の最速150キロの
筒井和也(愛知学院大。写真前列左)は「ノーヒットノーランを一度もしたことがないので、チャンスがあればやってみたいです」と抱負を語った。
同席した岡田監督は「2人もそうだけど、いまは高校生でもしっかりした体をしてるねえ」と頼もしげだった。
同日、大阪市内のイベントに出席していたセカンドの
今岡誠は「これだけ騒がれるんだから実力は間違いない。騒がれるのも仕方がない。それを乗り越えるのも能力。一緒に頑張りたい」と鳥谷にエールを送った。
写真=BBM