
背番号7のユニフォームに袖を通した堂林
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は12月17日だ。
2012年12月17日、“鯉のプリンス”とも言われた
広島の内野手・
堂林翔太が、広島市内の球団事務所で契約更改に臨み1000万円増の推定年俸1700万円でサイン。さらに13年シーズンから背番号を「13」から「7」へ変更することが発表された。
同番号は2005年限りで引退した
野村謙二郎監督が現役時代に着けていた番号。以来、
緒方孝市コーチ(現監督)の「9」とともに“半永久欠番”のようになっていたが、「早く若手に着けてほしい」という指揮官の進言もあり、今回の変更に至った。
堂林は、12年はプロ初の一軍を経験し、全144試合に出場、リーグ最多の150三振はあったが、チームトップの14本塁打をマーク。甘いマスクもあって女性人気も爆発した。
21歳の若鯉は「重い番号をいただいたので、それに見合う活躍をしたい。12年は我慢して使ってもらったので、本当の勝負はこれから」と力強く語っている。
しかし、以後はケガにも苦しめられ、なかなか一軍定着もできない状態が続く。完全にチームの勢いには乗り遅れたが、堂林の復活を待つカープファンは少なくない。来季は正念場だ。
写真=BBM