
Kスタ宮城でポーズを取る斎藤
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は1月8日だ。
2005年オフ、横浜からFAで米球界に渡った
斎藤隆。すでに35歳とあって思い出づくりのようにも言われ、自身も「一度はメジャーのマウンドに立ちたい」と語っていた。しかし実際には7年間で308試合登板を果たしている“鉄腕”だ。
2013年1月8日はダイヤモンドバックスからFAとなり、
楽天で日本球界復帰を決めた斎藤がKスタ宮城で入団会見を行った日だ。
地元・仙台出身で大学時代(東北福祉大)まで過ごした東北との縁について聞かれ、「語ればきりながい」と答えた42歳右腕は、「今までの入団会見とはまったく違った興奮を感じております。仙台の地にチャンピオンフラッグがたなびくことを夢見ながら一歩一歩、歩んでいきたい」と決意表明した。
2011年から楽天は
星野仙一監督が就任。あの大震災からの復興のためにも優勝は悲願となっていた。このオフは、すでにA.
ジョーンズ、C.
マギーと超大物助っ人の入団も発表され(マギーは1年で退団)強化も着々。同年の歓喜に向け、準備は整ってきた。
写真=高原由佳