
萩本監督は本拠地を見た喜びでバンザイポーズ
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は1月11日だ。
2005年、タレントの萩本欽一さんにより結成され、大きな話題を呼んだ「ゴールデンゴールズ」。2005年1月11日は、その本拠地に決まった茨城県桜川村(現・稲敷市)の「桜村総合運動公園」を萩本監督が初めて訪れた日だ。
ナイター設備、合宿所が完備し、さらに電光掲示板あり、サイズは両翼96メートル、中堅120メートルと本格的。「うそ~、よすぎるよ。僕らにはもったいないよ」と狂喜した欽ちゃん。「このまま選手に見せたら緊張しちゃうかも、ちょっと壊しちゃおうか」と冗談も出た。
当時、球界再編問題で野球人気低迷が叫ばれ、球界では、いろいろな取り組みが行われた。欽ちゃんの球団創設も「少しでも球界の役に立てたら」という一野球ファンとしての思いからだったという。その後、元プロやタレントも巻き込み、たくさんの話題を振りまいたが、最近の話題は、片岡安祐美監督の結婚くらいと少し寂しい。
話がそれるが、いまの球界は野球人口の減少で、あのとき以上の危機にある。なのに当時ほどの危機感がないのは、観客動員が好調だからということなのだろうか……。
写真=BBM