3月11日、第73回JABA東京スポニチ大会が開幕! 週刊ベースボールONLINEでは、同大会にまつわるさまざまな情報や知られざる秘話を『JABA×グラゼニ社会人野球公式サポーター』が日替わりで発信していきます。本日は成田沙耶加さんです。 “Honda対決”はHondaに軍配!

優勝したHondaナイン
第73回東京スポニチ大会、決勝はHonda対Honda熊本の“Honda対決”となりました。
昨年、三社合同大会やJABA岡山大会でも戦っており、交流も深い両チーム。Honda熊本の新キャプテン川嶋克弥選手は「同じ“Honda同士”で盛り上げていこうとよく話している」と話してくださいました。

Honda・山本兼三選手
試合は一進一退の攻防が続きましたが2対3の8回裏、代打・山本兼三選手のツーランホームランでHondaが劇的な逆転勝利(4対3)。試合を決めた山本兼選手は「まだまだ、あきらめていなかった。どうにか裏につなごうとがむしゃらに打ちました。まさか入るとは思わなかったのでとてもうれしかった」と振り返っていました。

東芝・岡部祐太選手
社会人野球のシーズンの幕開けとなった今大会。今シーズン、チームのキーマンとなる選手たちにもお話をうかがいました。
まずは東芝から岡部祐太選手。今年スタメンの座をつかんだ大ブレーク間近の外野手です。チームのマネジャーさんも「岡部が打てばチームが乗る」と話してくださいました。
そんな岡部選手の持ち味は「足」だそうです。「なんとしても出塁して自分をアピールしていきたい。そしてチームを常勝チームにしたい」と話してくださいました。
また「試合に出ているのではなく、“出していただいている”という意識で、与えられたチャンスをものにしたい」と謙虚な姿勢も魅力の、ついつい応援したくなる選手です。
優勝を果たしたHondaからは齋藤友貴哉選手。準決勝の東芝戦ではわずか1失点の完投勝利を収めました(11対1で7回
コールド)。
「真っすぐと腕の振りは誰にも負けません。今シーズンも、そこをアピールしていきたい」と話してくださいました。
普段はチャーミングな表情の齋藤選手ですが、マウンドでは闘志あふれるピッチングを見せてくれます。そのギャップにも注目です!
三菱重工名古屋からはプロ注目右腕の勝野昌慶選手。
今シーズンは去年より体のケアとトレーニングに特に力を入れ、ケガをしない体作りに励んでいるそう。
「ピッチング、マウンドでの立ち姿、堂々としている姿に注目してほしい。全力で力を発揮させていきたい」と話してくださいました。
これから2大大会に向け、ますます進化していくチーム、選手。今後、誰が頭角を表すのか。ますます社会的野球から目が離せません!
PROFILE

左から成田沙耶加さん、豊島わかなさん、田中優美さん/写真=矢野寿明
なりた・さやか●1990年7月30日生まれ。山梨県出身。ニックネームは「さやくま」。野球観戦歴は家族の影響で幼少時から。趣味は料理とスポーツ観戦、特技は健康食作り。
とよしま・わかな●1986年12月14日生まれ。愛知県出身。ニックネームは「豊ちゃん」。野球観戦歴は小学生のころから。趣味は暗記、特技は歴史に詳しいこと。
たなか・ゆみ●1992年5月21日生まれ。神奈川県出身。ニックネームは「ゆーみん」。野球観戦歴は高校1年生のころから。趣味は動物とたわむれる、特技は脚が柔らかいこと。