
打席では積極性を心がける京田
3月30日、2018年のペナントレースが開幕。昨季5位からの巻き返しを図る
中日は、王者の
広島に3対6で敗れて開幕戦白星を飾ることはできなかったが、収穫もあった。1対2の6回に先頭の一番・
大島洋平が二塁打を放ち、続く二番・
京田陽太の中前適時打で同点に。一番・大島、二番・京田の新打順に手応えを得ることができた。
昨季、セ・リーグの新人では歴代2位となるシーズン149安打を放ち新人王に輝いた京田。シーズンでは主にトップバッターを務めて積極的な打撃が光ったが、18四球とボールを選ぶタイプではなかった。
2年目のシーズンを前に選球を求める声もあったが、それとは反対の意見も。「『フォアボールが少ない』と言う人もいますが、それなら打って塁に出ればいい。ボールを見て、見て、見て、フォアボールを選ぼうとするよりも、今は打ちにいこうとしつつ見逃して、というふうにやればいい」と語るのは、チームメートでプロ23年目の大ベテラン・
荒木雅博だ。
「昨季は打てなくても打てないなりに貢献することはできていた。京田はバントやエンドランもできますから。その中でもやはり、内野安打を打てるのは強み。内野安打は狙って打てるものではないし、しっかり振った結果が内野安打になる。余計なことを考えずに去年のスタイルを貫いてほしい」
開幕戦でも8回、投手前にボテボテのゴロを放ち、俊足を飛ばして内野安打に。さらに焦った相手投手が一塁に悪送球する間に二塁を陥れ、一人でチャンスメークをしてみせた。
京田自身、「バッティングはガツガツいきます。そこは去年同様に」と宣言している。一番から二番へ、打順は変わっても、今季も積極的な打撃を貫く覚悟だ。
文=吉見淳司 写真=BBM