
ジャンプしてホームイン
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は5月20日だ。
楽天初期の助っ人であり、パの4球団(うち楽天、
西武、
オリックスは2回)に在籍したジャーニーマン、
ホセ・フェルナンデス(初出より修正)。2006年5月20日はフェルナンデスが2年目を迎えていた楽天初のサヨナラ本塁打を放った日だ。
試合は交流戦で行われた
巨人戦(フルキャスト)だ。楽天は1回に2点を先制する好スタートを切り、5回裏にも1点を加えたが、7回表、先発の
一場靖弘が崩れ、3対3の同点にされ、さらに9回表に2点を追加され、3対5とリードを許す展開になった。
しかし、その裏、歓喜のドラマが待っていた。この年、まだ一度も失敗がなかった巨人の守護神・
豊田清を攻め、一死一、二塁。迎えたフェルナンデスがレフトスタンドに劇的なサヨナラ弾を放つ。楽天・
野村克也監督は「ベンチでみんなホームラン、ホームランと言っとったらほんとに出た」と珍しく満面の笑顔を見せたが、対してフェルナンデスはホームイン後の熱狂ぶりからは一転、「ホームランを狙うとろくなことがないんで、つなぐことだけを考えた」と意外とクールなコメントだった。
写真=BBM