
この日はバーンから2本塁打
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は6月25日だ。
歴代の“打てるキャッチャー”と言えば、
野村克也(南海ほか)、
田淵幸一(
阪神ほか)、
古田敦也(
ヤクルト)、
阿部慎之助(
巨人)らの名前が浮かぶと思うが、その1人がダイエー・
ソフトバンク、阪神、さらに日本人捕手として初めてメジャー出場も果たした
城島健司だ。
城島のキャリアハイの本塁打(36)、打率(.338)はダイエー時代の2004年だ。6月25日は、城島が近鉄戦(大阪ドーム)でバーンから24、25号を放ち、打点を68とした日だ。
2つともにこの時点では両リーグ最多だ。試合は
和田毅が完投し、ダイエーが8対2で完勝。城島は3安打3打点だった。
このときは間近に迫ったアテネ五輪に注目が集まり(実際には再編問題の真っただ中だったが……)、試合後も代表となる城島への質問も五輪がらみが多かったが、
「一番いい色のメダルを取りたい。それが使命です」
ときっぱり。
結果的にアテネ五輪は銅メダルに終わったが、帰国の成田空港からすぐ
西武ドームに向かい、チームに合流し、代打出場したことでも話題となった。
同年の城島の出場は116試合。離脱の時期がなく140試合に出ていれば、果たして、どのくらいの成績を残していたのだろうか。
写真=BBM