熱戦の続くプロ野球、6月18日から24日の期間で出た主な記録をピックアップする。 巨人・坂本勇人が10年連続2ケタ弾

うれしさでバットを放り投げる巨人・坂本勇
6月22日の
ヤクルト戦(東京ドーム)で巨人・
坂本勇人が8回一死二塁から10号2ラン。
2007年入団の坂本は、これで09年から10年連続2ケタ本塁打となった。
ショートで10年以上の連続2ケタ本塁打は、1953年から65年の13年連続でマークした
豊田泰光(西鉄─サンケイ)に次ぐもの。
セのみでは最長の新記録となる
日本ハムの投手・上原がプロ初本塁打
6月18日の
広島戦(マツダ広島)で、
日本ハム先発投手の
上原健太が5回の第2打席で本塁打。交流戦で投手として出場しての本塁打は史上7人目。
ロッテの石川が交流戦最多勝
6月19日の
阪神戦(甲子園)で
ロッテ先発の
石川歩は5回1失点で5勝目。うち交流戦で4勝は18試合制となった2015年以降では単独最多勝となる。
交流戦パが59勝48敗1分
6月21日の阪神─
オリックス戦(甲子園)で2018年交流戦は全日程を終了。同ゲームが3対3の引き分けで、パの59勝48敗1分となった。オリックスはこの試合で、すでに交流戦最高勝率を決めていたヤクルトに次ぐ勝率2位に。勝ち越しリーグの勝率1位に与えられる賞金1000万円も手にした。
翌22日には交流戦の表彰選手が発表。MVPは打率.397、3本塁打、10打点をマークしたオリックスの
吉田正尚。セ・パ各1人の日本生命賞はパが交流戦4勝のロッテ・石川歩、セが10試合連続無失点のヤクルト・
石山泰稚が受賞。
リクエスト誤審V弾
6月22日のオリックス戦(ほっと神戸)で、
ソフトバンクの
中村晃が3対3の延長10回二死一塁からライトポール際への一打。一度はファウルと判定されたが、ソフトバンク・
工藤公康監督のリクエストでリプレイ検証が行われ、ホームランと判定が変わった。
試合はこの2ランが決勝打となり、ソフトバンクが5対3で勝利。試合後、オリックスの
福良淳一監督の執ような抗議で審判団が映像を再検証し、リプレイ検証が誤審であり、ファウルだったと認めた。
写真=BBM