
花束をもらい笑顔を見せる清原。左は元木大介
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は7月3日だ。
2002年、
原辰徳新監督の下、6月16日に首位に立った
巨人は、閉幕まで一度も首位を譲らず、優勝を果たした。
一気に差を空けたのは、7月2日からの5連勝だったが、その立役者が
清原和博だった。
まず2日の試合(
中日戦。東京ドーム)は8回裏、
川上憲伸から1点差に詰め寄るソロ本塁打、9回裏には二死から同点打を放ち、延長12回裏、
二岡智宏のサヨナラ弾を生んだ。
さらに翌7月3日の同カードでは3回裏にバンチからセンターオーバーの8号ソロ。これが史上11人目の通算450号本塁打だった。この試合、
松井秀喜、
高橋由伸も一発を叩き込み、巨人打線の看板でもある“TMK”そろい踏みとなった。
「次は500本を狙いたい」と清原。故障もあって174打席の出場に終わったシーズンだが、打率.318、12本塁打、33打点で優勝、日本一に貢献している。
あのころ清原は輝いていた。
写真=BBM、