
悔しさをあらわにした新井
「かなり気にしてました。勝ってうれしい」
試合後に笑顔を見せたのが、新井さんこと、
広島・
新井貴浩だ。
9月4日、広島は今季最長の7連勝でマジックを12とした翌5日、新井は突然の引退発表。すると、そこからチームはまさかの、これも今季最長の6連敗。
迎えた12日の
DeNA戦(マツダ広島)も1対1と重苦しい展開が続いた。
勝ち越しのチャンス、6回裏二死二塁に代打で登場したのが、新井だ。マツダ広島は大いに盛り上がった。
しかし、必死に粘るも10球目に空振り。悔しさから空に向かってほえた。
今季、10球まで粘ったのは、この打席が初めてだった。
ただ、この顔、いいと思わないか。
おそらく、なんの計算もなく、感情をあらわにしている。
こう思っていたのではないか。
打てなかった!
絶対打ちたかった!
ほんとうに悔しい!
情けない! と。
41歳、しかも引退を発表してなお、この顔。
さすが、新井さんだ。
この“ひとほえ”が後輩たちの「新井さんロス」(?)を吹き飛ばしたのか、7、8回で一挙6点を奪って7対2と快勝。マジックは2つ減って「7」となった。
あとはもう、みんなと心から笑い合える歓喜のときを待つだけだ。