11月13日、タマスタ筑後で12球団合同トライアウトが開催される。野球人生を懸けた勝負を繰り広げる戦力外選手たち。参加予定者の球歴を紹介する。 
今季のファーム日本選手権でも技ありの安打を放った今成亮太
■プロフィル
名前:今成亮太(いまなり・りょうた)
ポジション:内野手
生年月日:1987年10月6日(31歳)
身長・体重:178センチ79キロ
投打:右投左打
経歴:甲・浦和学院高-
日本ハム06(高校生ドラフト4巡目)‐
阪神12途=13年
2018成績:82試合 5本塁打 25打点 2盗塁 打率.273(ウエスタン)
高校2年の夏と3年のセンバツで甲子園に出場し、打撃センスと強肩が評価され日本ハムに入団。3年目で一軍デビューを果たすもレギュラーをつかめず、12年途中で阪神へトレード移籍となった。
阪神移籍後は60試合に出場し、2割9分台の打率を残した。だが翌13年も正捕手をつかむまでにはいかず、
福留孝介や
大和がケガ離脱のときには外野手のスタメンとして出場した。14年は内野手兼捕手として開幕戦で「六番・三塁」でスタメン出場。この年自己最多の115試合に出場し86安打。リーグ2位からの日本シリーズ進出にも貢献した。
15年からは内野手一本で勝負する。このころから相手先発が右投手の場合に先発出場が増えていく。16年には
金本知憲新監督の方針もあり、3年ぶりに一軍で捕手として出場するなど82試合に出場したが、17年以降2年間で一軍昇格を果たせなかった。二軍では17年には106試合、18年には82試合に出場を果たし、今年は10月6日のファーム日本選手権でも「五番・三塁」でスタメン出場。ファーム日本一に貢献したが、翌7日に戦力外通告を受けた。
シュアな打撃は健在で、チームのムードメーカーでもあった明るいキャラクター。野球以外の部分でチームに貢献できる選手だけに、トライアウトでどういうパフォーマンスを見せるか楽しみだ。
写真=BBM