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2018トライアウト

【トライアウト】前オリックス・佐藤世那 2015年、夏の甲子園準優勝右腕

 

11月13日、タマスタ筑後で12球団合同トライアウトが開催される。野球人生を懸けた勝負を繰り広げる戦力外選手たち。参加予定者の球歴を紹介する。

2015年、夏の甲子園では仙台育英高を準優勝に導き、U-18W杯では日本代表の主戦投手として銀メダル獲得に貢献した佐藤


■プロフィル
名前:佐藤世那(さとう・せな)
ポジション:投手
生年月日:1997年6月2日(21歳)
身長・体重:181センチ84キロ
投打:右投右打
経歴:仙台育英高−オリックス16(ドラフト6位)=3年
2018成績:8試合 2勝0敗0S 奪三振8 防御率4.15(ウエスタン)
 
 輝きを放った高校時代。2015年、夏の甲子園では仙台育英高のエースとしてチームを準優勝に導き、同年秋に行われたU-18W杯では日本代表の主戦投手に。一次ラウンドのアメリカ戦では完封勝利を挙げた。アメリカとの再戦となった決勝では4回2失点で敗れはしたが、ベストナインに値する“大会オールスター”に選出。将来性を期待され、16年ドラフト6位でオリックスに入団した。

 だが、思うような結果を残せず。1年目はファームで12試合52イニングを投げて4勝4敗、防御率5.37。2年目は12試合45イニングで2勝1敗、防御率5.00。昨季はシーズン終盤に、プロ入り初の一軍昇格を勝ち取るも、登板することなく登録抹消した。

 悔しさを糧に飛躍を誓い、オフのウインターリーグ中にサイドに転向。だが、今季も一軍登板を果たせず。すると10月4日に戦力外通告を受けた。来季で22歳。高校から大学に進んでいれば、4年生の年齢だ。当然、引退する気はなく、トライアウト受験を決断。それもプロ入りを勝ち取った“オーバースロー”で挑む。

 一塁側に右腕が大きく入る独特のテークバックから投じる、落差の異なる2種類のフォークを武器に、甲子園を沸かせ、秋にはアメリカ打線を牛耳った。そのフォームで、輝きをもう一度――。弱冠21歳。このままプロ野球人生を終わらせるつもりはない。

写真=BBM
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