2018年も間もなく終わるが、ここで編集部が独断で選んだ今年の中日ドラゴンズ10大トピックスを見ていこう。 1位「岩瀬仁紀が1000試合登板達成」

かみしめるように涙をこらえる岩瀬
前人未踏の大台に到達し、鉄人が珍しく涙を見せた。「長い……長い道のりでした。タイトルよりも、15年続けて50試合以上に投げたことが一番誇れる」と
岩瀬仁紀。
2位「レジェンドたちの引退」
岩瀬仁紀、
荒木雅博、
浅尾拓也、
野本圭……球団史上唯一の連覇(2010、11年)など、
落合博満監督のもと、黄金時代を築いたレジェンドたちがユニフォームを脱いだ。
3位「ビシエドが2冠」
8月にはセ・リーグ新記録となる月間47安打で、シーズン終盤に大爆発した
ビシエド。首位打者(打率.348)、最多安打(178安打)の2冠に輝いた。
4位「松坂大輔が加入し6勝」

松坂はチーム2位タイの6勝を挙げ、カムバック賞も受賞した
2018年はこの男加入の話題から始まった。伝説の“平成の怪物”
松坂大輔が入団テストを経て加入。
森繁和監督の「3勝くらいしてくれれば」の期待を、良い意味で大きく裏切った。
5位「根尾昂の交渉権獲得」
大本命の竜の恋人・
根尾昂(大阪桐蔭高)の交渉権を、
与田剛新監督がドラフト会議で見事に引き当てた。
6位「ドタバタ初先発の藤嶋健人」
6月17日の
西武戦(メットライフ)に先発予定だった松坂が、背中のねん挫で急きょ登板を回避。試合開始15分前に先発を告げられた
藤嶋健人だったが、プロ初先発にもかかわらず見事なピッチングで、プロ初勝利も手にした。
7位「平田良介がサイクルヒット」

リーグ3位の打率.329に加え、ゴールデン・グラブ賞も初受賞した平田
オフの減量でスピードアップした
平田良介。中距離砲として確かな地位を築き上げた。その象徴が8月16日の
DeNA戦(ナゴヤドーム)でのサイクル達成だ。
8位「ガルシアが2ケタ勝利」
新加入の助っ人左腕が、2015年の
大野雄大、
若松駿太以来、チーム3年ぶりとなる2ケタ勝利(13勝)を挙げた。
9位「ロドリゲスNPB左腕最速159キロ」
途中加入の左腕、
ジョエリー・ロドリゲスが、9月15日の
広島戦(マツダ広島)の7回表、先頭の
田中広輔への5球目に159キロを計測。西武・
菊池雄星の158キロを更新し、NPB左腕最速記録を塗り替えた。
10位「山井大介、40代で完封勝利」
5月22日のDeNA戦(横浜)で
山井大介が完封勝利。40代での完封勝利は2016年4月2日の
黒田博樹(当時広島)以来で、9人目。
写真=BBM